アニコム損害保険は2月4日、「人気犬種ランキング2020」の結果を発表した。調査は昨年1~12月にアニコム損保のペット保険に新規契約した0歳の犬109054頭の犬種が対象に実施した。
人気の犬種トップ3位は、昨年に引き続き「トイ・プードル」(20.7%)、「チワワ」(15.7%)、「MIX犬(体重10kg未満)」(12.0%)だった。
4位以降、「柴犬」(8.5%)、「ミニチュア・ダックスフンド」(5.7%)、「ポメラニアン」(5.2%)、「ミニチュア・シュナウザー」(3.5%)、「ヨークシャーテリア」(2.7%)、「フレンチ・ブルドッグ」(2.6%)、「シー・ズー」(2.3%)と続き、ほぼ全てを小型犬が占める結果となった。
3位のMIX犬 「独特の見た目」と「病気のなりにくさ」で人気
「トイ・プードル」は、「物覚えがよく賢い」、「被毛が抜けにくい」、「無駄吠えも少ない」などの理由から11年連続でランキング1位。一方、定期的なトリミングが必要なため飼育にお金がかかりやすいという側面もある。
3位の「MIX犬」は、いわゆる「雑種」ではなく、人気犬種同士のハーフとして、他の犬種と違う個性的な外見で人気を博している。遺伝子が混ざることで、犬種特有の病気や遺伝子疾患のリスクが下がり、「病気になりにくい」ことも特徴だ。
11~30位のランキングでは、「ラブラドール・レトリーバー」が昨年の21位から15位に上昇。29位の「秋田犬」、30位の「シベリアンハスキー」は、それぞれTOP30位圏外からランクインを果たした。
秋田犬については、ロシアのプーチン大統領が秋田県から贈呈された「ゆめ」や、フィギュアスケートのザギトワ選手の「マサル」など、著名人の飼育が話題になったことも影響していそうだ。