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リーガルが最終赤字3億円の見通し、オフィスカジュアル化でビジネスシューズ売れず

2020年02月03日 21:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

リーガルコーポレーションの公式サイトより
「リーガル(REGAL)」などの紳士靴・婦人靴を展開するリーガルコーポレーションが、2020年3月期第3四半期(2019年4月1日~2019年12月31日)の連結決算を発表した。売上高は218億1,300万円(前年同期比7%減)で、営業損益は1億9,400万円の赤字(前年同期は3億6,800万円の黒字)となった。この業績動向を踏まえ、通期連結業績予想を下方修正した。
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 主な要因としてはオフィスカジュアルの浸透やスポーツシューズの需要継続を背景に、主力商品である中・高価格帯の紳士向けビジネスシューズや婦人靴全般が苦戦した。また、天候不順や暖冬などの気候変動と消費税増税の影響により消費マインドの冷え込みが想定以上だったという。
 同社は第2四半期の連結業績を踏まえ、昨年11月以降にも通期連結業績予想を下方修正しているが、1月以降も減収に伴う売上総利益額の減少分を補えず、また、滞留在庫品の削減化施策による売上総利益率の低下が予想されることから、業績予想を再度引き下げた。
 下方修正後の業績予想は、売上高が303億円(当初予想は310億円)、営業利益は0円(同3億円)、経常利益は1億円(同4億円)で、親会社株主に帰属する当期純損益は当初予想の1億円の黒字から3億円の赤字に転落する見通し。
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