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マツモトキヨシHDとココカラファインが来年10月に経営統合、売上高1兆円規模で業界トップに

2020年01月31日 19:52  Fashionsnap.com

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マツモトキヨシHDとココカラファインの公式サイト
マツモトキヨシホールディングスとココカラファインが、2021年10月1日付で経営統合すると発表した。共同株式移転による持株会社を設立することを基本方針とし、1月31日付で基本合意書を締結。また統合に先立ち、マツモトキヨシホールディングスは第三者割当増資によりココカラファインの普通株593万9,600株を1株あたり6,460円(総額383億6,981万6,000円)で取得する予定で、増資後の議決権所有割合は20%超となる。

 両社は昨年8月に経営統合の実現に向けて協議を開始したと発表。目指している方向性が一致したことに加え、仕入れ面を中心に想定以上のシナジーが見込めると判断し、基本合意書の締結に至った。統合会社の商号や経営理念は今後決定する予定で、代表者はマツモトキヨシホールディングスの松本清雄代表取締役社長が着任する方向で調整しているという。設立後3年目をめどに両社合算で連結ベース数百億円規模の収益改善効果の達成を見込んでおり、両社で共に好調というプライベートブランドの商品を相互に供給し、それぞれの店舗で販売することも計画している。
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 ドラッグストア業界の2019年度の売上高で見ると、マツモトキヨシホールディングスは5位、ココカラファインは7位に位置する。両社合算の売上高は1兆円規模となり、売上高業界首位のツルハホールディングス(約7,824億円)を上回ることになりそうだ。両社は今回の経営統合により「美と健康の分野でアジアNo.1」を目指すという。