2020年01月31日 08:01 リアルサウンド
5月22日に公開される、佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)と橋本環奈がW主演を務める映画『小説の神様』の主題歌を、E-girlsの鷲尾伶菜ソロプロジェクト「伶」が担当することが決定。あわせて場面写真も公開された。
本作は、最新作『medium 霊媒探偵城塚翡翠』で「このミステリーがすごい!2020年版」「2020本格ミステリ・ベスト10」でともに第1位を受賞するという快挙を遂げた作家・相沢沙呼の同名小説を実写映画化するもの。夢を見失い自身の才能と現実のギャップに悩み、傷つきながらも挑戦していく登場人物の姿を描く。
主人公は中学生で作家デビューしたものの、発表した作品は酷評され、売り上げも振るわない高校生小説家・千谷一也と、ドSな性格でヒット作を連発する同じクラスの人気ものの高校生小説家・小余綾詩凪。すべてが真逆の2人に、編集者から下されたミッションは、2人で協力し、1つの物語を作り、世の中の人の心を大きく動かすベストセラーを生み出すことだった。
千谷役を演じるのは、EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBEのパフォーマーの佐藤大樹。小余綾役を橋本が演じる。監督は、『HiGH&LOW』シリーズの久保茂昭が務め、佐藤流司、柴田杏花、山本未來、坂口涼太郎、片岡愛之助、和久井映見、莉子らが共演に名を連ねる。
今回、本作の主題歌が、2020年中でのグループ解散を発表した11人組ダンス&ボーカルグループE-girlsの鷲尾伶菜のソロプロジェクト「伶」の第1弾「Call Me Sick」に決定。同楽曲は、“夢中になれる時間は今しかない!”と無我夢中で頑張る姿と、揺れ動く葛藤や不安な気持ちをエネルギー溢れる歌詞で描き、共感を抱き勇気をもらえるポップな応援ソングとなっている。「伶」は、本編の冒頭の象徴的なシーンとクライマックスシーンの2つの重要なシーンの挿入歌で、書き下ろしの「こんな世界にしたのは誰だ」も担当。真正面から応援する主題歌とは打って変わり、誰しもが抱える不安や“わかっていてもどうにもできない葛藤”をテーマにした1曲となる。
あわせて公開された場面写真は、小説を共作していくことが決まり、一也と詩凪の2人が初めてプロット(物語)について話し合っていくシーン。主題歌楽曲でも描かれている「小説が好き」という気持ちが走り出して、2人の想像の世界が広がっていく様子が表現されている。
また、本作の挿入歌を、佐藤と同じくLDHに所属し、シンガー・女優としても活躍し、2020年の4月でデビュー5年目を迎えるLeolaと、2018年に開催された「LDH Presents THE GIRLS AUDITION」でグランプリを獲得した琉衣が担当することも決定した。
■鷲尾伶菜 コメント
・主題歌に起用された感想
ソロとして皆さんに聴いていただける最初のきっかけが、映画『小説の神様』の主題歌と聞き、本当に嬉しかったです。この映画に少しでも花を添えられるよう精一杯曲を届けたいと思います!
・楽曲に込めた思い
映画を観させていただいて、凄くこの時代ならではの問題や抱える痛みなどが伝わってきたので、少しでもポジティブに変えられるような楽曲にしたいと思ったのと、エンドロールまで聴いて観て帰ってもらえるようにと心を込めました!
・ソロデビューして初の新曲となることへの意気込み
初の新曲が映画の主題歌に決まって本当に嬉しいです! ソロとしていいスタートが切れたかなと思っています。映画のエンドロールに合わせて選曲したので、主人公二人の感情に寄り添って聴いてもらえたらと思います。
■久保茂昭監督 コメント
原作を読んだ時から頭の中に女性アーティストの声が響きました。鷲尾さんの恋心に憑依したような切ない歌声がすごく好きで、一也の気持ちを歌えるのは彼女しかいないと思いました。彼女の歌声が持っている切ないところ、ピュアだけど未熟なところが、本作にピッタリだと思ったので、本人に直接会って「冒頭、鷲尾さんの声から始まりたい、あなたの声で物語の全体が入ってくるんだ」と僕から強くお願いしました。
(リアルサウンド編集部)