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「H&M」2代目会長ステファン・パーションが退任へ、20年以上グループに貢献

2020年01月31日 01:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

H&M公式サイトより
ヘネス・アンド・ マウリッツ(H&M)の取締役会長 ステファン・パーション(Stefan Persson)が、同職を辞任すると発表した。5月7日に開催予定の年次総会で再選しない予定。現CEOでステファンの息子であるカール・ヨハン・パーション(Karl-Johan Persson)が会長職に推薦されており、現COOのヘレナ・ヘルマーソン(Helena Helmersson)は1月30日付でCEOに昇格した。

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 ステファンは1982年にグループの創業者であるアーリン・パーション(Erling Persson)からトップの座を譲り受け、20年以上グループに貢献してきた。2004年に立ち上げた著名なデザイナーとのコラボレーションコレクションは、第1回でカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)とのコラボを発売して以降、H&Mの毎年の恒例イベントとなっている。2010年代はフォーブス(Forbes)が発表する世界長者番付「The World's Billionaires」の常連となっていた。
 新たにCEOに就任したヘレナは、1997年に購買部門のエコノミストとしてグループでのキャリアをスタート。購買と生産の部門で様々な役割を経験した後、サステナビリティマネージャーや香港を拠点としたプロダクションマネージャーとしても手腕をふるった。2018年からはCOOとして、ロジスティクスや生産、IT、AIといった部門の分析を担当してきた。
 このほかグループ内の人事異動は、1月30日付でH&Mブランドの管理責任者であるAdam KarlssonがグループのCFOに就き、前CFOのJyrki Tervonenが7月1日付で関連会社のRamsbury InvestのCEOに就任する。
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