トップへ

スライが新ライン「スロー バイ スライ」立ち上げ、体型変化が気になる大人がターゲット

2020年01月30日 19:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

写真
「スライ(SLY)」が、2020年春夏シーズンに新ライン「スロー バイ スライ(THROW by SLY)」を立ち上げ、1月30日の今日開催した展示会でデビューコレクションを披露した。
【あわせて読みたい】アズール バイ マウジーの新ライン「ベージ コレクション」 大人の女性に向けたベーシックアイテムを展開

 スライは2003年にデビューし、主に20代をターゲットに展開。クールやガーリー、セクシーなどをキーワードに、自分らしさを大切にする女性像を提案している。近年メインの顧客層は20代前半にシフトしており、エイジングによる体型の変化などから20代後半の顧客離れを感じていたという。新ラインでは、スライのテイストは継承しながら20代後半を改めて取り込むとともに、新たに30代前半をターゲットに据え、大人の女性に向けたコレクションを発表する。
 スロー バイ スライのライン名は、「SLYに新たなワードローブやスタイリングをTHROW(=投入)する」という意味を込めており、コンセプトには自分に合うものを自分らしく着こなす「INDEPENDENTなPOWER WOMEN」を設定した。メインラインでは露出が多く、スタイルアップを重視したフィット感が強いシルエットが大半を占めていたのに対して、新ラインではウエスト周りを緩めに仕立て、デコルテ周りや足首などポイントの肌見せスタイルにシフト。全体的にリラックス感のあるシルエットのアイテムを揃えながら、ハイウエストやウエストマークなどでスタイルアップできるようにしたという。またスライの定番カラーとして採用してきたモノトーンは極力避け、トレンドを取り入れながらエッジを効かせたカラーパレットを取り入れた。
 デビューコレクションでは、ダブルボタンのジャケットやセットアップで着用できるパンツ、3wayのトレンチコート、取り外し可能な肩パッド付きのトップスのほか、ベストや靴、アクセサリーを用意。素材では、リネン100%やブリーチしたあとにパステルカラーで染色したデニム、ウールの混率を高めた生地をアパレルに、シルバー925をアクセサリー類に使用し、上質さを追求したという。商品の価格帯はメインラインから数千円引き上げ、顧客単価は8,500円~1万円台を想定している。
 商品はシェルター ウェブストア(SHEL'TTER WEB STORE)で先行発売しており、2月4日からスライ各店舗で取り扱う。今後はスライの総売上のうち15~20%の売上構成比率を目標に運営。単独での常設店の出店は現在予定しておらず、ポップアップの開催を検討しているという。
■スロー バイ スライ:公式サイト