トップへ

MKタクシーが15年ぶりに制服をリニューアル、小篠ゆまがデザイン

2020年01月30日 17:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

メインデザイン Image by: MKタクシーグループ
MKタクシーグループが、運行開始60周年にあわせて制服を15年ぶりに刷新する。デザインは前回と同じくコシノヒロコの次女でファッションデザイナーの小篠ゆまが手掛け、製作は青山商事が担当。3月21日から全国のグループ会社9社の従業員3,200人を対象に導入する。
>>小篠ゆまは特急ロマンスカー乗務員とアテンダントの制服デザインも担当

 新制服は、コートやジャケット、べスト、パンツ、シャツのほか、ネクタイ、女性用スカーフで構成。男女ともにジャケットとベストには、シートベルトの摩擦に強い強力なナイロンを使ったシャドーストライプ柄の生地を採用した。シャツはダブルカフスの仕様で、形状記憶性やストレッチ性、防透性に優れたフルダルトリコットなど機能性の高い素材を使用。身頃に配した黒いパイピングで全体を引き締め、前立て部分の両端にもパイピングをあしらうことでノーネクタイでも清楚な装いを感じさせるデザインに仕上げた。
 男性用は、縦組織のヘリボーン素材を使用したメインとハイヤー用に加えて、北海道限定防寒用の3種類を用意。メインのジャケットはハンティングスタイルを基本に、用途によってクローズカラーで着用できるように仕立てた。ハイヤー用のジャケットは英国トラッドのテーラードをデザインソースに取り入れ、襟にはピークドラぺルを採用。また、ベストのゴージライン風の切り替えをデザインのアクセントにしたという。北海道限定のドライバー用制服には中綿入りのジャケットを用意する。
 女性用の制服には、スタンドカラーで正統感を残しながら、ジャケットとベストに着物の打ち合わせを取り入れ、襟元を広くしたことでスカーフが映えるようにした。また、袖山に配したギャザーや、高めの位置でシェイプするウエストラインなどで小篠ゆまのクチュールの要素も盛り込んだという。
 ネクタイとスカーフにはどちらもCIカラーのオレンジとピンクの配色で仕上げ、ネクタイのみハートマークがデザインされたものも揃える。
【あわせて読みたい】イトーヨーカ堂で29年ぶりにユニフォーム刷新、男性用制服を初導入