トレンダーズは1月29日、「現役女子高生の2020年トレンド予測および2019年下半期トレンド」の調査結果を発表した。調査は2019年12月、関東地方と近畿地方在住の女子高校生278人を対象に実施。
2020年に流行しそうな人ランキング1位はSixTONES、2位はSnow Manだった。3位は今年末に活動休止を予定している嵐、4位はJO1だった。
1位は中国メイク「チャイボーグ」、2位には「ピープス」が入る
「アイテム」部門では、1位が「チャイボーグ」、2位が「ピープス」だった。「チャイボーグ」は、中国の完璧な美人を指す言葉としてSNSで流行。2019年の下半期には、ユーチューブに中国メイクのハウツー動画が急増するなど、以前にトレンドとなった韓国風メイク「オルチャン」ブームと同様の流れを見せている。
「ピープス」とは新しいストリートファッション(サブカルストリート、略してサブスト)のこと。2019年の下半期にはインスタグラムで「ピープス女子」というハッシュタグをつけた投稿が急増した。
このトレンドを生んでいるのが、病んだ印象を与えるメイク・ファッション・SNS投稿を好む「病み系」と称される女子高校生たちだ。メイクは赤を基調としたリップやアイシャドウ、肌は白くトーンアップさせ、ファッションは黒を基調としたサブカルストリートというのが特徴だ。
3位の、SNS投稿用の画像加工トレンドを指す「病み加工」も、この「病み系」の女子高校生の間で流行し始めている。
調査元によると、「2018年頃から、これまでの『インスタ映え』の定義である明るくて鮮やかな写真とは対極的な、画像をあえて暗めにする『暗め加工』が流行し始めた」という。
「それがさらにエスカレートして暗闇で撮影したり、漫画の病んだセリフを貼り付けたりと、暗くて病んだような印象を与えるSNS投稿が2020年はトレンドとなりそう」
と分析している。