連続ドラマ『行列の女神~らーめん才遊記~』が、4月からテレビ東京系の「ドラマBiz」枠、BSテレ東で放送される。
2014年まで『ビッグコミックスペリオール』で連載されていた、久部緑郎・作、河合単・画、石神秀幸・協力の漫画『らーめん才遊記』をもとにした同作。「清流企画」の社長でフードコンサルタントの芹沢達美が苦境に喘ぐラーメン店を奇抜なアイデアと計算し尽くされた手法で救っていく様や、ラーメン店で働く人々の悲喜交々などが描かれる。
主演を務めるのは、テレビ東京の連続ドラマへの出演は初となる鈴木京香。クールでストイックな業界のカリスマ・芹沢達美役を演じる。料理の才能には秀でているが、天然で空気が読めない「清流企画」新入社員・汐見ゆとり役に黒島結菜がキャスティング。『ハゲタカ』『イノセンス 冤罪弁護士』の古家和尚が脚本を手掛け、『警部補・古畑任三郎』の星護と『相棒』の池澤辰也が監督を務める。
同作は地上波放送後、Paraviで配信される。
■鈴木京香のコメント
・ドラマ出演のオファーを受けた際の気持ちについて
芹沢はもともと男性の役ですから、あえて女性の役としてオファーくださった理由を考えてみたりしました。今はフード・コンサルタント業とラーメンに、どれだけ夢中になれるかが大切だと思って取り組んでいます。
・原作『らーめん才遊記』の感想について
とても面白く、一杯のどんぶりで完結するラーメンという料理の奥深さを感じました。
・役作りのためにラーメンを作る練習をしたことについて
協力してくださるラーメン界の先生方のおかげで、ラーメン作りが日々上達しています。私オリジナルのラーメンが完成する日がくるよう励みます。
・芹沢達美役を演じるにあたっての意気込み
生き生きと華やかな芹沢ではありますが、一転、仕事への取り組み方はとてもシビアでクールです。口ひげを生やしたビジネスマンのような気持ちで演じます。
・視聴者へのメッセージ
観終わった後、ラーメンがきっと食べたくなります。一話一話、おいしい一杯を極めます。
■黒島結菜のコメント
・ドラマ出演のオファーを受けた際の気持ちについて
ラーメンが大好きというのと、ラーメンのお話だったので本当に嬉しかったです。そして素敵なキャストのみなさまと一緒にお芝居できることが楽しみで仕方なかったです。
・初共演となる鈴木京香の印象
顔合わせの時にご挨拶させていただいたのですが、とても優しい笑顔で迎えてくださって、すっと緊張が溶けていくのを感じました。上司と部下という関係なので、私自身も現場で学ばせていただきたいです。
・台本を読んだ感想
ラーメン屋さんのコンサルティングという仕事の面白さはもちろん、ほんの些細なことだけれど私たちが日々生活していく中で、とても大事なことが詰まっているお話だなと感じました。
・汐見ゆとり役を演じるにあたっての意気込み
私の演じる汐見ゆとりは、ラーメン大好きで、良いも悪いも思ったことを素直に口に出して言ってしまう人です。そして、料理が天才的に上手という特技も持っています。面白いキャラクターを持った人を演じるのは難しさもありますが、楽しんで演じたものはみなさんにも伝わると思うので、一所懸命ラーメンバカになって楽しんで頑張ります。
・視聴者へのメッセージ
ラーメンが好きな方はもちろん、あまり食べない方も明日ラーメンを食べようって思ってもらえるようなドラマになったらいいなと思っています。そして、私が演じるゆとりの成長を温かく見守っていただけると嬉しいです。
■中川順平(テレビ東京)プロデューサーのコメント
近年、ラーメンの人気は衰えるどころか、ミシュランで星を得、外国人観光客が行列をなし、アメリカやヨーロッパでも繁盛店が出現と、もはや一過性のブームを超えた、ワールドワイドの人気ぶりです。もとの中国から、日本で進化、深化したラーメンは、最早、日本のソウルフードといっても過言ではありません。コンビニよりも店舗数が多く、それゆえ、その競争は他業種よりも遥かに熾烈。生き残り続ける店はほんの一握りに過ぎません。でも、そこには「味」だけではない、ラーメン店経営の秘密のノウハウがあるのです。主人公は、そんなラーメン業界のカリスマにして、強烈な個性の持ち主。原作では、スキンヘッドの男性です。ラーメンも、変人キャラも、あの鈴木京香さん本来のイメージとは、ものすごくギャップがあるのですが、だからこそぜひ見てみたいと思いました。美しくてゴージャスだけど棘もあるカリスマ像にご期待下さい。またシリーズが進むに従って明かされる、カリスマの胸の内も、今後の見どころになります。そして、天然キャラのゆとり役では、朝ドラや映画等で進境著しい若手女優の黒島結菜さんが、かわいくイラっとさせてくれます(笑)。「ラーメン」「お仕事」「コメディ」をかけ合わせた新・食ドラマ。お楽しみに!