isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2020年上半期の運勢も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡
2020年上半期の運勢 今週のおひつじ座の運勢illust by ニシイズミユカ
わたしの複数性について
今週の運勢は「抱いた思いの起源へと遡っていくような星回り」。あらゆる文学作品に登場する「もうひとりの自分」とは、死への不安に密接に関係していると考えられますが、死に瀕している自分とは、一体いかなる自分なのでしょうか？ 死んでいく古い自分と、生を得始めている新しい自分がいて、その交代劇をどこかで受け入れつつ見つめている第三の自分が存在することになります。それに応じて、次第にあなたの中の自覚も深まっていくことでしょう。
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illust by ニシイズミユカ
重力を感じるように
今週の運勢は「普段なら軽く流してしまうような些細な感覚や気持ちに、深く沈底していくような星回り」。もしあなたが自らの存在価値と思い定めている方向性を少しでも信じているのなら、いまは立ち止まって、心のどこかで引っかかっている気がかりや胸のつかえと向き合ってみることの方が大事かも知れません。いっそここらで思い切って「まさか」や「もしも」の正体を突き止め、不要な不安を消し去っておくのも悪くない選択でしょう。
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illust by ニシイズミユカ
穴遊び
今週の運勢は「自らの心底を覗き込みつつ異空間を行き来していこうとするような星回り」。どんな人の心の底も、覗いてみればぽっかりと穴が空いている。穴に落ちた人物として世界的に有名なのは『不思議の国のアリス』でしょう。一方で日本にも穴に人が落ちてしまう話と言えば『おむすびころりん』という日本おとぎ話がありますね。ただ両者は穴に落ちたあとの様子が全く異なります。今のあなたは、穴に落ちたところで開き直って状況を遊んでしまえる余裕があるでしょうか？
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illust by ニシイズミユカ
道なき道を進むため
今週の運勢は「未知の世界に飛び込んでいくための勇気を奮い起こしていくような星回り」。昔の人はとにかくよく歩いたと言われています。小さい頃、大人に連れられてたくさん歩いた記憶は当時の自分にとってはとてつもない旅であり、どんどん歩くたびに世界が変わっていく様子も楽しく感じられていたはず。それはきっと、電車や車など高速移動に慣れてしまった今の自分には見えない景色なのでしょう。徒歩には徒歩の思考がある。今週のかに座はそういったことを思い出してみるタイミングです。
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illust by ニシイズミユカ
北風と疑問符
今週の運勢は「揺れ動く状況の最中において、自分が果たすべき役割を直知していくような星回り」。わたしたちは夢の中から醒めても、なお醒めることを要求されています。まるでそういった永劫の悪夢の中にポイと放置されているかのように。それでも日が暮れて空に無数の星たちが瞬いているのを見かける頃には、精神にかかっていたモヤも透き通り、これまで見えていなかったものも見えて来るようになるでしょう。いつもなら素通りしてしまう現実や関係性の中に引っかかるものはないか。心のままに問うてみてください。
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illust by ニシイズミユカ
虚像をとりのぞく
今週の運勢は「純心をよみがえらせていくような星回り」。よく武道の世界で「隙をつく」などと言いますが、あれは吐く息と吸う息の間というのは、一瞬だけまったくの無防備となってしまうため。それゆえ武道ではこの呼吸の隙をできるだけ小さくしていくための訓練が積まれます。ただそうして息を詰めていると常に身構えっぱなしの状態となってしまいます。今週のあなたにはそうした「隙」をもう一度取り戻していって欲しいのです。
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illust by ニシイズミユカ
円を描くように
今週の運勢は「キュッと縮こまっていた輪郭が不意にほどけて緩んでいくような星回り」。今週のあなたの課題は、切迫していたり緊張感のある状況や文脈の中で、まあるく円を描くような動きができるか。あるいは、そうした円の精神を自分の周囲に宿していくことができるか否かにあります。人と人との繋がりに丸みが出てくると、そこに体温が宿ります。そうした温もりこそが人の運気を育てていくのです。
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illust by ニシイズミユカ
ある錬金術師の肖像
今週は「自分にとって特別な相手との結びつきこそが人生の宝なのだということを、改めて感じとっていくような星回り」。どんなものであれ、そこに没入しきって相手の色がつくということは、程度の差こそあれ「キモくなる」ということです。そして、その程度が増していった先には、やがて自分の「キモさ」を否応なく受け入れざるを得なくなる地点がやってきます。それはどう見られたいかではなく、欲しているものと一つになって生きるというコースへいよいよ切り替えていくということでもあります。そうやって旅をしながら、年をとっていく。
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illust by ニシイズミユカ
川を横断する者
今週は「腹を決めて攻勢に転じていくような星回り」。あなたが何かを表現したり、創り出す側の人間である限り、あなたの前には「自分なんて」や「不可能」といった幾つもの異称を持った川が流れていて、それは常にためらいや躊躇の原動力として、あなたを襲い続けるでしょう。でも渡る前にはとても渡りきれないように見えた川だって、思い切って渡ってみればただの川にすぎないということを改めて思い知っていけるはずです。
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illust by ニシイズミユカ
痙攣としての美
今週は「普段は押し隠している破壊的な情念が燃え上がっていくような星回り」。今週のやぎ座は、これからも生きていくために、いかに人を愛しうるか（愛されるかではなく）、ということが問われてくる時なのだとも言えるでしょう。「いかに人を愛しうるか？」というテーマは、「いかに生命力を偽善の拘束から解き放ちうるか？」という形でも問われてくるはず。できれば、そこから逃げないことです。そこからは逃げずに。
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illust by ニシイズミユカ
カオスを抱え込む
今週は「自分が取り組むべき問題の問題性を身近なところで痛感していくような星回り」。芸術が芸術たりえるのは、立ち位置を周縁へと動かしたり、少し角度を変えていくからだと思います。それを資格や制度や権力のど真ん中におさまって喜んだり、争ったりしているようでは豊かなものは出来上がりません。そしてそこに集う個人も、自由な個ではなくなってしまうのです。共に過ごしていく中で生きる力を高めていけるかどうか。どこに身を置き、誰と関わり、どんなことにリソースを割くか。今週はそういったことを意識されてみてください。
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illust by ニシイズミユカ
水面の上をはねる魚
今週は「その萌芽を自身の何気ない振る舞いの中に見出していくような星回り」。本来、生はどこまでも無根拠であり、無底。つまり、あらゆる意味付けや解釈を無効化し、どんな負債からも自由な“語りえない”何かであるはずなのです。今週のあなたは、自分が投げ込まれ硬直しつつある既存の文脈に抵抗し、そこから飛び出していくためのきっかけをつかんでいくことはできるでしょうか？
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