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元NBA選手のコービー・ブライアント、ヘリ墜落事故で死亡 娘も犠牲に

2020年01月27日 13:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ヘリコプター事故で亡くなったコービー・ブライアントと娘のジアーナさん(画像は『Kobe Bryant 2019年9月3日付Instagram「My Gigi」』のスクリーンショット)
現地時間26日、元NBA選手のコービー・ブライアント(41)が、カリフォルニア州カラバサスで起きたヘリコプターの墜落事故で亡くなった。ヘリコプターには愛娘ジアーナさん(13)を含む9名が乗っており、全員の死亡が確認されている。コービーとジアーナさんは、バスケットボールの試合会場に向かう途中だったという。

現地時間26日の午前10時頃、元NBAスターのコービー・ブライアントと娘のジアーナさんを乗せた中型ヘリコプター「シコルスキー(Sikorsky) S-76」が、サン・フェルナンド・バリー西部で墜落した。親子はコービーがコーチを務め、ジアーナさんが所属するバスケットボールチームがトーナメントに出場するため、サウザンド・オークスの「Mamba Sports Academy」へと向かう途中だった。

事故発生当初、5名死亡と伝えられていたが同日午後、ロサンゼルス郡保安局(Los Angeles County Sheriff’s Department)によって開かれた会見で、死者は9名に訂正された。なおヘリコプターが墜落したカラバサスでは同時に火災が発生したが、多くのセレブが居を構える高級住宅街や主要道路への影響はなかったという。

米運輸安全委員会(National Transportation Safety Board)ならびに連邦航空局(Federal Aviation Administration)による事故調査のため、現場は引き続き保存されるということだ。

1996年から2016年までの20年間、「ロサンゼルス・レイカーズ」一筋の選手生活を送ったコービーは、ロサンゼルス内の移動手段として日頃からヘリコプターをよく利用していた。選手時代は18回のオールスターゲーム出場、通算チャンピオン5回、最優秀選手賞1回、ファイナル最優秀選手賞2回、通算3万3643得点と輝かしい成績を残した。また2018年の第90回アカデミー賞では、自身の半生を綴ったアニメーション作品『親愛なるバスケットボール」(原題:Dear Basketball)』が短編アニメ賞を受賞した。

コービーの死には、NBAをはじめとするスポーツ界、政界、ハリウッドなど各界から多くの著名人が追悼メッセージを寄せている。昨年9月にコービーのInstagramにアップされたジアーナさんとの仲睦まじいツーショットには、

「ご冥福をお祈りいたします」
「偉大なレジェンドを失った」
「ジジと天国で安らかに眠って」

など、世界中のファンから多くのメッセージが書き込まれている。また「Mamba Sports Academy」前には、花やキャンドル、「レイカーズ」のユニフォーム、コービーが表紙のスポーツ誌などが供えられ、コービーとジアーナさんの冥福を祈る人々の姿が見られた。

奇しくも亡くなる前日の25日には、古巣「レイカーズ」のレブロン・ジェームズ選手がコービーの持つレギュラーシーズンの得点記録を塗り替えたばかりで、コービーはそんな同志に向けてTwitterで「ゲームを前進させ続けてくれる」「深く尊敬するよ、ブラザー」と祝福したばかりだった。

画像は『Kobe Bryant 2019年9月3日付Instagram「My Gigi」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)