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ジェシー&ラウール、京本大我&宮舘涼太、田中樹&深澤辰哉……SixTONES×Snow Manのグループ超えた“コンビ愛”

2020年01月25日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

SixTONES

 1月22日にジャニーズ史上初、2組同時デビューを果たしたSixTONESとSnow Man。合作シングル『Imitation Rain / D.D.』は、発売初日に77.3万枚を売り上げ(オリコン調べ)、ミリオン達成が確実に。この記録もまた史上最速とあって、彼らの勢いを感じずにはいられない。デビュー決定に伴ってYouTubeの公式チャンネル『ジャニーズJr.チャンネル』を卒業し、それぞれ単独チャンネルを開設している2組。MV、振付レクチャー、カラオケで“歌ってみた”など、デビューシングルをより楽しむことができる動画も続々とアップされている。


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 そんな中、SixTONESのチャンネルにて、特典映像のひとつである『イミテーションボウリング』の模様をお届けする動画が公開された。SixTONESとSnow Manは同じCDデビューという夢を追いかけたライバルでありながら、ジャニーズ舞台をいくつも盛り上げてきた同志でもある。長年、ジャニーズJr.の伝統を守りリードしてきたSnow Manと、自分たちのカラーを模索し続けてきたSixTONES。一見相反するような2組には、堅実な長男と殻を破ろうとヤンチャな次男のような兄弟関係が見え隠れする。その微笑ましい関係性が存分に発揮されているのが、この『イミテーションボウリング』だ。


 YouTubeに公開された一部映像だけを見ても、グループ間を超えた絡みが盛りだくさん。ジェシー×ラウールのグローバルコンビは、ジェシーのボディタッチ多めなアツいレクチャーにラウールが笑い転げてしまう。両手の平を上にして“WHY?”なポーズのジェシーに、Snow Manメンバーから「何やってんだ、うちの子に!」とツッコミの嵐が巻き起こる。


 そんな盛り上がりを見逃さないSixTONESの森本慎太郎が飛び出し、「ここで事件が?」と“森本警察”の一人コントを披露。しかし立ち上がったラウールが、なぜ笑い転げたのかマイペースに説明を始め、お呼びでないと空気を呼んだ森本は、そそくさと退散する羽目に。あまりの扱いに、今度はSixTONESのメンバーが「かわいそう!」「相手してあげてよ~」と猛抗議。そして、引っ込んだ森本を向井康二が抱きとめるのだった。ラウール×森本の末っ子コンビに翻弄される、13人の兄たちという図にも思わず頬が緩む。


 一方、そんなワチャワチャなボウリング場内で、しっとりとした高貴な空気が流れる瞬間も。それが、宮舘涼太×京本大我のロイヤル親子コンビ。「パパ行ってくるね」という京本に、キリッとした表情で「頑張れ!」とエールを送る宮舘の様子は、まるで姫と国王よう。ボールを手に取り、いざ投げる……かと思いきや、くるりと振り向いて「パパ、ちゃんと撮っておいてね」とカメラをパシャパシャさせる仕草を見せる姫。その愛くるしい表情に、カメラを指差しウンウンとうなづく国王。甘えられる相手がいると口数が増えるのも、姫の可愛いところ。


 だが、残念なことに姫の1投目はガター。にも関わらず、姫は「わかった!」と自信満々。すると、なぜか渡辺翔太が飛び出してきて「きょもさ、自分が真ん中にいるから……」とアドバイスを始める。たとえるなら、ずっと一緒に育った幼なじみの貴公子。姫を好いているのだが、うまくコミュニケーションが取れずに、余計なお世話ばかりやいてしまうキャラといった感じか。だが、姫はもう「わかった」のだ。助言は不要と言わんばかりに、渡辺の肩をデシッ! その様子をリアルに渡辺の幼なじみである国王は、手を叩いてお歓びになるのだった。


 また、田中樹と深澤辰哉は、それぞれ進行役を買って出る“おかんポジション”コンビ。それゆえに、二人同時に投げるというハンデを課せられると、「行くとき言ってください」(田中)、「はいよ」(深澤)、「GOって」(田中)、「うん、いくよ…………GO……」(深澤)、「……今、今ですか?」(田中)と、まったく噛み合わないのがおかしい。ふだん自由奔放なメンバーの世話をしているから、お互いに律儀で人の良い二人は、タイミングをさぐりあってしまうのだ。


 そんなふうに、この5分間の動画だけを見ても、SixTONESとSnow Man、2組の愛しさが増す。もちろん、本編はこの6倍ほどの長さがある。高地優吾と松村北斗の老夫婦コンビ(SixTONESの前にあったジャニーズJr.のユニット“B.I.Shadow”時代からの付き合いの長さから)といったグループ内のカップリングはもちろん、物理的な攻略を求められるインテリの阿部亮平、期待がかかるとさらにパワーアップする岩本照の豪腕っぷり、グローバルコンビにちょっぴり困っている様子がいじらしい目黒蓮に、切り込み隊長の佐久間大介までお世話役に回らずにいられない京本の姫っぷりなど、個人の魅力も炸裂する特典映像。国王のはしゃぐ姿に「結婚!」と思う人も続出するに違いない。ぜひ、この動画を見たあとに本編を堪能し、あなたなりの推しメン、推し“絡み”を見つけてほしい。(文=佐藤結衣)


※高地優吾の「高」は「ハシゴ高」が正式表記。