ブラック企業の経営者には、聞く耳を持たない人が少なくはない。従業員からの訴えに取り合わないのはもちろんのこと、無茶苦茶なことを強要する人もいる。キャリコネニュース読者からは、
「お笑いの某興業と同じく、労働契約書がない。4週(28日)で休日6日のはずが、鶴の一声で月6休に変わる。訴えても『これが正しい』の一点張り」(40代男性、サービス・販売・外食)
「基本的に個人経営の会社はブラックが多い。社長自身が成り上がり。『自分がやってきたことが当たり前!』で通す。ブラックと思っていないところが時代錯誤」(30代男性、建築・土木系技術職)
といった声が寄せられた。30代男性は"辞めさせてもらえない"職場で働いている。
派遣の女とデートしている社長待ちでミーティングが遅れる
男性の勤め先は、繁忙期は休日を月2日にさせる会社だ。上層部は従業員に対して"全日出社"を求めており、週に一度の休日も棚卸しなどで出勤させられた。当然のように代休もなかったという。
「棚卸し後は、上司や同僚とのミーティングがお決まりだったが、ほぼ雑談で先に進まず。それにミーティングが始まるまで上司を待っていなければいけなかった。しかも上司は派遣の女性とデート」
その派遣の女性は、上司と愛人関係にあった。それゆえ女性は偉そうに振る舞い、仕事のやり方にも口を出し、頻繁に手順が変えられていた。
インフルエンザでも、法事でも、休ませてもらえない
さらに男性は、会社でパワハラも受けていた。インフルエンザに罹ってしまったが、電話で呼び出された。ほかにも、
「『冠婚葬祭は休んでも良い』と言われたが、親戚が急に亡くなっても休ませてもらえなかった。法事があるから帰らせてほしいと上司に伝えるとキレられた」
と綴る。男性は「もう無理だ」と思い退職を伝えたが、
「数時間にわたり軟禁されました。上司からは『太陽の光を浴びたら元気になる』と言われ、結局は辞めさせてもらえなかった」
という。男性のブラック企業からの早急な脱出を願わずにはいられない。
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