2020年01月22日 07:01 リアルサウンド
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、2020年の年末商戦にあわせて発売予定のPlayStation5(PS5)。その詳細はまだ正式発表されていないが、特許申請、インサイダーレポート、リーク情報を通じて、多くの情報が明らかになってきている。
(参考:PS5にはまだ発表していない機能がある? コントローラーには背面ボタンが実装される可能性も)
・見つかった図面とリーク写真が一致
『GameRant』は「PS5コントローラーの特許で新機能が明らかに」と報じている(参考:https://gamerant.com/ps5-controller-dualshock-5-new-features-microphone/)。
Redditユーザーが、PS5コントローラーに関する特許を次々に発見し、ネット上でざわめきが起こっている。
同記事によると、PS5コントローラーの特許により、デュアルショック5には以前に噂されていたように、内蔵マイクや背面ボタンがあることが確認できる。マイクは、音声コマンドやヘッドセットなしのパーティーチャットを可能にするため、興味深いものだ。これらの新機能と、大きなタッチパッドと組み合わせれば、PS5コントローラーは、よりエキサイティングなものになるだろう。
もちろん、SIEがこのコントローラーの特許を申請したからといって、必ずしも設計に使用されるわけではない。しかし、リークしたPS5開発キットの写真は、特許にある図面を裏付けているように見えるため、これら全てが最終的なデュアルショック5の設計に採り入れられても、驚きはないだろう。
・アダプティブトリガーの特許も明らかに
さらに『GameRant』は「デュアルショック5コントローラーの機能により、PS5ゲームのクライミングに更なる没入感」という見出しの記事も公開している(参考:https://gamerant.com/ps5-controller-dualshock-trigger-feature/)。
「デュアルショック5コントローラー」に関しては、ファンの間で多くの情報が知られているが、新たに発見された特許は、このコントローラーがプレイヤーに、更にインタラクティブな体験を提供できることを示唆している。
この特許は、PS5コントローラーのアダプティブトリガーの2つの異なるアプリケーションについて説明している。表面にしがみついたり、よじ登ったりする際のシミュレーション等、ゲーム内のアクションをもっとインタラクティブに感じることができる。
両方ともPS5コントローラーのアダプティブトリガーのための、ちょっとしたアプリケーションだが、ゲームへの没入感を高めることに大いに役立つ可能性がある。
アダプティブトリガーは次世代コントローラーで重要な役割を担うため、PS5のデュアルショックに含めるのは必須といえる。マイクロソフトは、Xbox Oneにアダプティブトリガーを備えており、このテクノロジーは、車のアクセルの踏みごたえ、銃のトリガーの衝撃などをシミュレーションするのにうまく機能する。
・PS5の売りは「デュアルショック5コントローラー」
『TechRadar』は「PS5コントローラーがプレイヤーの没入感とフィードバックに大きな焦点を置くことは分かっている。デュアルショック4のランブルテクノロジーを廃し、新機能を導入する」と伝えている(参考:https://www.techradar.com/news/sony-ps5-controller-release-date-news-and-confirmed-features)。
PS4コントローラーのランブルテクノロジーでは、ゲーム中に激しく振動することはあるが、プレイヤーの体験を微調整出来ない。ハプティクス・フィードバックでは、振動や動きを出力して実際のタッチを細かく再現出来る。これは、コントローラーのフィードバックを改善し、プレイヤーの没入感を向上させる。
PS5コントローラーは、より分厚く、大きなタッチパッド、4つの背面ボタン、内蔵マイク、小さなスティックが備わっていると思われる。
別の特許は、SIEがクラウドゲームシステムのサーバーとユーザーがインタラクティブになるコントローラーデバイスを開発していることを示唆している。
通常のゲームパッドのように動作するが、WiFiに直接接続するクラウドゲームコントローラーで、次なる機能に道をひらくものだ。ソニーのゲームストリーミングのサブスクリプションサービス「PlayStation Now」で使用される可能性が高いが、もしかするとPS5にも使用されるかもしれない。
(Nagata Tombo)