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ドウェイン・ジョンソン、父親の死に「もう一度“愛してる”と言えたなら…」

2020年01月18日 19:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ドウェイン・ジョンソン、尊敬する父リッキーさんが75歳で他界
俳優ドウェイン・ジョンソンの父ロッキー・ジョンソンさんが現地時間15日、75歳で死去した。ロッキーさんの死から2日後の17日には、ドウェインが自身のInstagramで追悼メッセージをしたためた。

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『ワイルド・スピード』や『ベイウォッチ』、『ジュマンジ』シリーズなどで知られる俳優ドウェイン・ジョンソンの最愛の父、ロッキー・ジョンソンさん(本名ウェイド・ダグラス・ボウルズ)が現地時間15日に75歳でこの世を去った。

カナダ、ノバスコシア州出身のロッキーさんは14歳でホームレスとなり、その後16歳でプロレスの世界へ入った。のちに同じく有色人種レスラーのトニー・アトラスと出会い、「ソウル・パトロール」のリングネームでコンビを結成。人種差別と闘いながらWWF(World Wrestling Federation、現在のWWE:World Wrestling Entertainment)の世界タッグチャンピオンシップで優勝を飾り、1980年代のWWF黄金期を支えた。

1991年に引退してからは、息子ドウェイン・ジョンソンのレスラーとしての育成に励んだロッキーさん、ドウェインは父親の名を取り「ザ・ロック(The Rock)」のリングネームで目覚ましい活躍を遂げた。

ロッキーさんは若い頃から苦労の連続で、ドウェインのこともかなり厳しく育てたようだが、息子がレスラーを引退し俳優の道に進んでからも父子の絆は強く、ドウェインは父の日やクリスマスには父に愛溢れるメッセージやプレゼントを贈ってきた。

そんな最愛の父を亡くしたドウェインは、死後2日が経過した17日にInstagramを更新、リングに立つロッキーさんをそばで見守る自身の姿を収めた古い動画を公開した。そして天国へと旅立った父に、次のように言葉を贈った。

「あなたは人種差別という壁を破り、リングの伝説となった。そして自らの足で道を切り開いていった。」

「命を与えてくれてありがとう。」

「あなたは僕に、人生でかけがえのない教訓を教えてくれた。」

ドウェインのメッセージはこの後も

「お父さん、あなたが向こうの橋を渡ってしまう前に、もう一度『愛してる』って言えたらよかったのに。」

「だけどあなたは何の警告もなく、あっという間に僕から引き裂かれてしまった。」

「突然いなくなってしまって、もう二度と戻って来てはくれない。」

と続く。そして後半では、最後の別れの言葉をこのように綴っている。

「僕はこれから、家族を食べさせ、やりかけの仕事を成し遂げるために前に進んで行かなくちゃいけない。あなたのマナ(ハワイ語で“神秘的な自然の力”や“パワーの源”といった意味)と仕事に対する姿勢を、しっかりと受け継いでいくよ。」

「痛みも、後悔もない、満ち足りた安らぎのなかで、ゆっくりと休んでほしい。」

「お父さん、あなたを愛しています。僕はこれから先もあなたにとって誇り高く、そして感謝の気持ちを忘れない息子であり続けます。」

最愛の父との突然の別れで悲しみに打ちひしがれるも、最後は力強く前向きな言葉でしめくくったドウェイン・ジョンソン。そんな彼のInstagramには、多くの励ましと追悼のメッセージが寄せられている。



画像2枚目は『therock 2018年6月17日付Instagram「Happy Father’s Day to this hardly ever smiling OG bad ass.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)