早朝出勤がある会社で勤務するとなれば、生活のリズムも変えなくてはならない。それは当然のことだが、本音では「つらい」と感じている人もいるだろう。企業口コミサイト「キャリコネ」にも
「想像以上にハードな仕事で、給与が低いです。シフト制勤務のため早朝勤務の次の日に深夜勤務などがあり、身体が持たずに休職している人や体調不良で退職する人も多いです」(物流サービス/20代前半/女性/正社員/年収300万円)
といった声が寄せられている。早朝出勤のある職場で働く人の投稿を拾ってみた。【参照元:キャリコネ】
「家族の協力が必要です」という物流業界の声も
ホテル業界では、日勤と夜勤の2パターン以外のシフトを採用する職場もあり、早朝出勤を伴うことがあるようだ。
「シフト制の場所だと、朝5時からの早朝出勤などがあるため、体調的な面ではあまりお勧めはしません」(ホテルスタッフ/20代前半/女性/契約社員/年収250万円)
また、店舗販売の人からも身支度の時間削減に苦労する声があった。24時間営業のコンビニなどは想像しやすい。
「早朝勤務のためメイクの所要時間も含めると、すごく早起きしなければならない。慣れるまでは大変でした」(ショップスタッフ/20代後半/女性/契約社員/年収340万円)
このほか、営業職の人々からは
「飲食店のお客様が多いため、サンプルの設置を夜間や早朝に行うことが多い。ただそれも全額残業代が支給される訳ではなく、上司の裁量で行われるのでとても不満があった」(法人営業/20代後半/女性/正社員/年収320万円)
「就業時間中は『基本客先へ営業しろ』との方針のため、どうしても夕方頃からの事務作業となります。また残業も8時には完全帰宅のため、早朝のサービス出勤で作成するしかありません」(法人営業/20代後半/男性/正社員/年収270万円)
という声が寄せられた。取引先の営業時間の関係で、早朝出勤に転じるケースもあるようだ。また、就業時間内に作業時間を確保できず、昨今の働き方改革の推進から長時間残業もできなくなると、結局はサービス残業ならぬ"サービス早朝出勤"が増えるだろう。
「自社便化を進めていますが、配達は1日2便あるため、場合により早朝勤務があります。大変になることもあり、家族の協力が必要です」(物流サービス/30代後半/男性/正社員/年収480万円)
物流や運輸業界からの声も多かった。ネットサービスが主流の現代において、その配送を一手に担うのがこうした業界。注文に応じて動かないといけないため、早朝出勤がやむを得ないないのが実情なよう。配送者本人さけでなく、その家族にも相当な負担がかかるだろう。【参照元:キャリコネ】