全世界で著しい成長を見せたファイナンスアプリの特徴として、利⽤されているアプリが国によって異なる点が挙げられる。アジアや欧州といった同じ地域でも国によって違うアプリを利用しており、各国が独⾃のファイナンスサービスを展開していることがうかがえるだろう。日本においては、「PayPay」「d払い」「LINE Pay」など国内企業のアプリが上位にきている。
「ゲームはモバイル」が定着しつつあるこちらも注目したいのが、爆進中のモバイルゲームがついにゲーム市場の60%を占有し、過去最⾼を記録したことだ。世界全体のゲームの消費⽀出において、モバイルゲームはその他すべてのゲーム形式を合計した額よりも35%⾼くなった。この背景には、「Call of Duty: Mobile」や「マリオカート ツアー」など、家庭用ゲーム機で人気のあるタイトルをモバイル向けにローンチしたということもあるようだ。ちなみに、消費⽀出の前年⽐成⻑ランキングにおいて国内1位に輝いたのは、実際の景⾊や地形などにコンピュータを使って情報を加えるAR技術を活⽤したゲームアプリ「Dragon Quest Walk」。
モバイルゲームは消費⽀出において世界をリードするプラットフォームであり、2020年にはゲームアプリがアプリストアで1000億ドルを超えると予測されるなど、ビジネスチャンスの多い成長市場だと言えるとのこと。
5Gによりさらなる拡大か最後に、⾼い重複利⽤率により市場が拡⼤している動画ストリーミングアプリ。 「Netflix 」や「Amazon Prime Video 」、「HBO NOW」や「Disney+」、「AppleTV+」など動画ストリーミング市場の競争は激化している。さらに、2020年には「HBO Max」、NBCUniversalの「Peacock」がローンチが予定されるなど、競争はますます激化しそうだ。
動画ストリーミング市場全体で見ると、「Netflix」が中国、ロシアを除く最多10カ国でランクインし、そのうち6カ国で1位を獲得。日本国内では、ECサービスの会費にサービス利⽤費が含まれているる「Amazon Prime Video」や、⺠放の公式無料配信ポータル「TVer」などが「Netflix」を利⽤時間で上回る結果となった。