じぶん銀行は1月15日、資産運用に関する調査結果を発表した。調査は昨年12月にネット上で実施し、20~49歳のビジネスパーソン男女500人から回答を得た。
現時点の貯蓄額を質問したところ、最も多かったのは「貯蓄ゼロ」(17.4%)だった。次いで、「10万円以上50万円未満」(14.4%)、「100万円以上200万円未満」(10.6%)、「50万円以上100万円未満」(9.4%)と続く。
2030年までの目標貯蓄額 4人に1人が「1000~3000万円」
2020年の1年間で目標とする貯蓄額1位は「100万円以上200万円未満」(26.6%)だった。2位以降、「50万円以上100万円未満」(24.2%)、「10万円以上50万円未満」(16.8%)、「200万円以上300万円未満」(9.4%)となった。
10年後の2030年までの目標貯蓄額について聞くと、最も多かったのは「1000万円以上3000万円未満」(25.0%)だった。次いで「300万円以上500万円未満」(16.4%)、「700万円以上1000万円未満」(15.4%)と続く。
今後10年間、どのような理由で貯蓄するかを聞いた。上位2つは「老後資金」(58.5%)、「怪我や病気の蓄え」(31.7%)で、同社は「将来に対する不安から貯蓄が必要、と考える傾向がより強まるようです」としている。3位以降、「旅行」(30.6%)、「趣味」(26.7%)、「欲しい物の購入」(25.4%)、「家族を養うため」(23.3%)と続く。
資産運用をしている人は600万円以上だと6割に
現在、資産運用を行っている人は37.6%。扱う商品で最も多かったのは「株式」(55.3%)だった。次いで、「投資信託」(47.9%)、「定期預金」(39.4%)、「NISA」(28.2%)と続いた。
年収別に見ると、200~300万円台で28.0%、400~500万円台で46.0%、600万円台以上で57.0%となり、年収が高い人ほど資産運用を行っている人が多いことが分かった。
資産運用の経験がない人で、資産運用に興味がある人は48.4%。資産運用の印象としては、「リスクがある」(68.9%)「知識がないと失敗する」(68.3%)「難しい」(33.3%)、「お金持ちがするもの」(18.6%)といった回答が寄せられた。興味を持ちながらも踏み出せない人が多いようだ。