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吉沢悠×市原隼人がタッグを組んで疾走 ドラマ『伴走者』BS-TBSで3月放送

2020年01月15日 18:41  CINRA.NET

CINRA.NET

『伴走者』ビジュアル
ドラマ『伴走者』が3月15日にBS-TBSで放送される。

『伴走者』は、BS-TBSの開局20周年記念ドラマとして制作。不慮の事故で視力を失った元サッカー選手・内田健二と、彼の「伴走者」を務める淡島祐一が、パラリンピック出場を目指して、ぶつかりあいながらも次第に信頼関係を築いていくというあらすじだ。原作は浅生鴨の小説『伴走者』。

ブラインドランナーとして再起を目指す内田健二役の市原隼人と実業団陸上部から戦力外通告を受けたランナー・淡島祐一役の吉沢悠がダブル主演。共演者には、淡島の妻・奈美役の美村里江、内田のスタッフ・高倉真希役の北乃きい、淡島が所属する実業団陸上部の監督役の鈴木浩介、淡島のライバル・大滝淳也役の高橋光臣らが名を連ねている。ドラマのクランクインは1月下旬を予定。

同作について、吉沢悠、市原隼人、浅生鴨、プロデューサーの藤尾隆がコメントを寄せている。

■吉沢悠のコメントのコメント
「伴走者」出演のお話を頂いて脚本を読んだところ、僕が演じる淡島祐一も含め、登場人物たちがそれぞれに人生の挫折を味わっている物語でした。僕自身も含め、誰もが一度は経験したことのある、切ない想いが描かれている作品に出演するのは、楽しみでもあり挑戦です。2000年に主演させていただいた「双方向冒険活劇トレジャー!」も挑戦的なドラマだったのも覚えていますね。
今回は「人を感動させる」という基本に立ち返り、自分自身も感動しながら現場で過ごすことで、初心を思い出させてくれるような作品になるのではないかと思っています。
見る方の心を打つ、熱量の高い、熱いドラマとして、2020年東京オリンピック・パラリンピックを後押しできたらうれしいですね。

■市原隼人のコメント
これまでいろいろなスポーツはやってきたのですが、陸上競技は経験してきませんでした。現在、撮影のために毎日走り、走ることに向き合っています。毎日走っていても、その日のコンディションによって走りが変わってくる。一歩を何千回、何万回繰り返す作業が、今とてもおもしろく、走らずにはいられない体になってしまいました。
視覚障がい者のランナーという役は、難しい役どころですが、真摯に、純粋に、敬意を持って、のぞんでいきたいと思います。キャッチボールがミットの奥まで投げ切らないと伝わらないように、内田という役、設定、環境、作品、すべてを受け止めて、湧いてくる感情をドキュメント感覚で大切にしながら、現場でもがいてみようと思います。
2018年の4K開局特番にも出演させて頂きましたが、自分は、常にパイオニア、先駆者であることが夢なんです。今回の作品でも、ドラマを通して、普段見ることができない感情や姿を皆様にお届けして、新たな視聴体験をして頂く、そういった新たな作品を目指していきたいと考えています。

■浅生鴨のコメント
一本のロープで繋がれるのは、一筋縄ではいかない二人の男たち。
それぞれ複雑で面倒くさい性格を持つこの二人を、いつも冷たさと熱さの共存する演技を見せてくれる実力派の吉沢さんと市原さんが演じてくださると聞いて、ワクワクしています。
お二人はご存知ないと思いますが、実は広報の仕事で、お二人にはこっそりかかわったことがあるので、嬉しいやら気恥ずかしいやら、今僕はなんとも不思議な気分でいます。
淡島の抱える内面の葛藤を吉沢さんはどう見せるのか、目の演技が使えない内田を市原さんはどう演じるのか。ドラママニアとしては、そんなところも気になります。
ずっと僕の頭の中で走っていた二人が、いよいよ実際に足音を立てて走り出す。
いったいどんな足音が響くのか、その瞬間が今から楽しみです。

■藤尾隆のコメント
駅の階段をほんの少しダッシュしただけで息切れしてしまう私ですが、マラソンや駅伝を見るのは大好きです。「ただ走っているだけなのに何が楽しいのか?」とよく聞かれるのですが、人が走っている姿を見ているだけで胸が高鳴るのです。シナリオ作りの際に何人かのブラインドランナーの方にお会いしました。驚いたのは走るスピードです。想像以上の速さでした。そして明るさです。とにかく明るいのです。お話をうかがいながらすっかりこちらの方が励まされてしまうほどでした。伴走者と2人で走ることでエネルギーも2倍、いやそれ以上になっているのではないでしょうか。伴走者もブラインドランナーから得るものが多く、知らないうちに自分が伴走されている気分になるとも聞きました。
ドラマで描くブラインドマラソンでは、まさに二人の絆が試されます。互いにどこまで信じ合えるのかを是非観ていただきたいです。二人で走ることで失いかけていたものを呼び戻し、前を向く。42.195kmは人生そのもの。二人なら闘える。私の胸の高鳴りはしばらく止みそうにありません。