柊あおいの漫画『耳をすませば』が実写映画化。9月18日から全国公開される。
1995年にスタジオジブリでアニメ映画化もされた『耳をすませば』は、読書好きの中学生・雫が夢に向かって生きる聖司に想いを寄せていく姿を描いた作品。実写映画版は、原作の世界観を再現する「あの頃(過去)」と、オリジナルストーリーとなる「10年後(現在)」で構成される。
恋も夢も中途半端なまま大人になった10年後の雫役に清野菜名、同じく10年後の聖司役に松坂桃李がキャスティング。監督は『記憶屋 あなたを忘れない』『約束のネバーランド』などの平川雄一朗が務める。学生時代の雫役や聖司役、その他の登場人物役は後日発表。
■清野菜名のコメント
この度、映画『耳をすませば』で、月島雫を演じることになりました。
誰もが大好きな名作『耳をすませば』の世界に雫として存在出来ること、とても嬉しく光栄に思っております。
あれから10年。
雫はどのようにして大人になっていったのか、彼女の思いに寄り添いながら、雫の持っているピュアな心を大切に、丁寧に演じていきたいと思っています。
■松坂桃李のコメント
「耳をすませば」はアニメーション映画で何度も見た作品です。
学生生活の日常にある歯痒さや微妙な距離感で感じる甘酸っぱさ。
あの頃にしか感じられないものが詰まっていて素敵だなと思っていました。
あの物語の“その後”を想像した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
僕もそうでした。
月日を経て描かれる“その後”の物語に関われることを嬉しく思います。
平川監督とは初主演の作品「ツナグ」でガチガチに緊張していた僕にムチを打ちながら支えてくださった方。
監督のお陰で走りきることができました。
その平川監督ともう一度組む事ができる喜びと緊張感を噛み締めながら、撮影に臨みたいと思います。
■平川雄一朗監督のコメント
「耳をすませば」という沢山の人達が知っている原作の10年後を描くという実写映画化に
大変な緊張感とプレッシャーを抱えていますが、主演の2人を始めとするスタッフキャストの力を集結させ、原作の空気感をそのままに心温まる映画となるよう邁進したいと思います!
■西麻美プロデューサーのコメント
私も大好きな作品「耳をすませば」を実写映画化しようと考えた時、とても悩みました。
ですが、実写映画の形を探る中で、原作にある中学生時代に加えて10年後の大人になった雫と聖司を描いたらどうだろうと思いつきました。
そして、雫役に清野菜名さん、聖司役に松坂桃李さんというお2人が決まったことで、これは素敵な作品にできると確信しました。
中学生時代と大人時代を描く実写版『耳をすませば』、楽しみに待っていただけたらと思います。