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第92回アカデミー賞 『ジョーカー』が11部門で最多ノミネート オスカー候補に懐かしい顔ぶれも

2020年01月15日 12:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ホアキン・フェニックスも主演男優賞候補に(画像は『Joker Movie 2020年1月13日付Instagram「#Joker has received 11 nominations from @theacademy, including Best Picture, Best Director, and Best Actor.」』のスクリーンショット)
現地時間13日、ついに今年のアカデミー賞候補が発表された。最多ノミネートは『ジョーカー』の11部門で、『ワンハリ』『アイリッシュマン』など3作品が10部門でノミネートという快挙を達成した。

今年も映画界最大の祭典「アカデミー賞授賞式」が間近に迫ってきた。授賞式に先駆け現地時間13日には今年のアカデミー賞候補が発表され、ホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』が今年最多のノミネート数を記録した。同作品はホアキン・フェニックスの主演男優賞、トッド・フィリップス監督の監督賞をはじめ、作品賞、編集賞、作曲賞、脚色賞、コスチューム・デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞など様々な部門でその功績が認められ、今年最多の11部門でノミネートされた。

豪華キャストの共演で注目されていた『ワンハリ』こと『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞、ブラッド・ピットが助演男優賞にダブルでノミネートされたほか、クエンティン・タランティーノが監督賞に、ほかにも脚本賞、コスチューム・デザイン、音響編集など計10部門でノミネートされている。

同じく10部門ノミネートの記録で『ワンハリ』に並んだのは、マーティン・スコセッシ監督による『アイリッシュマン』やサム・メンデス監督の『1917 命をかけた伝令』だ。ロバート・デ・ニーロ主演による、実在するマフィアの殺し屋を描いた『アイリッシュマン』では、ジミー・ホッファ役のアル・パチーノとラッセル・ブファリーノ役のジョー・ペシが揃って助演男優賞にノミネートされるという嬉しい悲鳴も。

そのほか、30年以上のキャリアを持つアントニオ・バンデラスが『ペイン・アンド・グローリー』でついに悲願だったオスカー初ノミネートの快挙を達成、スカーレット・ヨハンソンは『マリッジ・ストーリー』で主演女優賞、『ジョジョ・ラビット』で助演女優賞の両部門でノミネート、その実力を見せつけている。

またオスカーの会場に久々に華を添える懐かしい俳優たちの名前も。『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズでおなじみのレニー・ゼルウィガーは、伝説のミュージカル女優ジュディ・ガーランドを演じた『ジュディ 虹の彼方に』で16年ぶりにオスカー候補に輝いた。1993年公開の『フィラデルフィア』や1994年の『フォレスト・ガンプ 一期一会』でオスカーを受賞、その後は2000年の『キャスト・アウェイ』で主演男優賞にノミネートされたのを最後に賞レースからはすっかりご無沙汰していたトム・ハンクスも『ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド』で19年ぶりにオスカー候補に返り咲き、注目を集めている。

大物セレブが一堂に会する映画界最大の祭典は、賞レースの結果はもちろんのこと、セレブ達のファッションやステージで繰り広げられる予想外の“ハプニング”、そして個性あふれる受賞スピーチなど毎年見どころがいっぱいだ。今年も“豊作揃い”となった第92回アカデミー賞授賞式は現地時間2月9日、ロサンゼルスの「ドルビー・シアター」から生中継される予定だ。

画像は『Joker Movie 2020年1月13日付Instagram「#Joker has received 11 nominations from @theacademy, including Best Picture, Best Director, and Best Actor.」』『Once Upon a Time in Hollywood 2020年1月13日付Instagram「Congratulations to #OnceUponATimeInHollywood for receiving 10 Academy Award nominations including Best Picture, Best Director, Best Actor, and Best Supporting Actor!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)