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「オープニングセレモニー」オフ-ホワイト親会社のニューガーズグループに売却

2020年01月14日 14:02  Fashionsnap.com

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アメリカの発のセレクトショップ「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」が、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」などを擁するミラノ拠点のニューガーズグループ(New Guards Group)に売却されたことがわかった。

 ファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion)」が報じたところによると、ニューガーズグループはオープニングセレモニーの商標および、知的財産を取得。これによりニューガーズグループは、現状売上の25%に満たないオープニングセレモニーのオリジナルラインの生産を引き継ぎ、より定期的な商品投入やカテゴリー拡充のサポートを行っていく。ニューガーズグループの共同創業者兼CEO Davide de Giglioは、オープニングセレモニーおよび「ケンゾー(KENZO)」でも長年にわたり手腕を振るったウンベルト・レオン(Humberto Leon)とキャロル・リム(Carol Lim)の業界における信用度や功績、ブランドの将来性を評価し取得に至ったとし、2人は共同クリエイティブディレクターの職に留まる予定。オープニングセレモニーは、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™」や「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)」などのニューガーズグループ傘下のブランドをデビュー当時から取り扱ってきた。
 なお、オープニングセレモニーは現在ニューヨークおよびロサンゼルス、東京に計4店舗を出店しており今後の存続は未定だが、表参道店は2009年の上陸時から国内事業を手掛けてきたオンワードホールディングスの事業撤退を受け、1月28日をもって閉店、国内ECサイトも閉鎖することが決まっている。
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 ニューガーズグループは先日、「アンブッシュ(AMBUSH®)」を新たに傘下に収めることを発表しており、既存ブランドの取り込みが目立っている。グループの傘下ブランドは親会社でもあるデジタルマーケットプレイスの「ファーフェッチ(Farfetch)」のECプラットフォームのシステムを導入しており、オープニングセレモニーもECおよび、ロジスティクス、コラボレーションなどのプロジェクト面で恩恵を受けることになりそうだ。
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