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室内の蚊の居場所を特定するデバイス「Bzigo」、イスラエル企業が開発中

2020年01月14日 11:31  Techable

Techable

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蚊の羽音を聞いて眠れなくなった経験を持つ読者は多いだろう。血を吸われるかと思うと落ち着かず、探しても見つからなくてイライラが募る……。

そんなときの強力な助っ人となりそうなデバイス「Bzigo」をイスラエルのスタートアップが開発中だ。カメラや赤外線LED、コンピュータービジョンなどを駆使して、蚊の居場所を特定する。
・暗いところでも居場所特定Bzigoは蚊をやっつけるものではなく、居場所を特定するためのもの。ワインドアングルのHD赤外線カメラを備え、そしてマイクロプロセッサに仕込まれたコンピュータービジョンアルゴリズムで蚊をとらえる。最大で8メートル離れたところにいる蚊を認識できる。

このアルゴリズムでは蚊の動きに基づいて、蚊とその他のものを見分けることができるという。赤外線を使っているので暗いところでも作動する。
・蚊にレーザー照射そしてBzigoは蚊を見つけると、ユーザーのスマホアプリに通知を送る。もちろんユーザーにとって大事な情報は蚊がどこにいるかだ。

Bzigoは動きを止めた蚊に向かってレーザーを放つ。なので、ユーザーはレーザーの先を追って、蚊を仕留められるというわけだ。

Bzigoは現在プロトタイプの段階。このほど米国ラスベガスで開かれた家電見本市CESで発表された。

開発元は来年初めに希望小売価格169ドル(約1万9000円)で発売する予定。すでにデポジット9ドル(約1000円)での予約を受け付けていて、予約者は発売時に30ドル(約3300円)安く購入できる。

Bzigo