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経済学者トマ・ピケティの著書『21世紀の資本』映画化 池上彰がコメント

2020年01月10日 13:21  CINRA.NET

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『21世紀の資本』ティザ―ビジュアル ©2019 GFC(CAPITAL)Limited & Upside SAS. All rights reserved
映画『21世紀の資本』が3月20日から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。

同作は、フランスの経済学者トマ・ピケティの著書『21世紀の資本』をもとにしたドキュメンタリー。700ページにおよぶ同書は完読が難しいとされることから、トマ・ピケティ本人が監修から出演までを行ない、映画化を実現させた。劇中では格差社会や昭和の高度経済成長、平成のリーマン・ショックの真相などについて解説。経済学者らと共に、難しい数式などは一切使わずに同書で実証された理論を表現しているとのこと。また『ウォール街』『プライドと偏見』『レ・ミゼラブル』『ザ・シンプソンズ』などの映画や小説、カルチャーを用いて過去300年の世界各国の歴史を「資本」の観点から切り取っている。監督はジャスティン・ペンバートン。

ジャーナリストの池上彰は、同作について「本も読んでほしいところだが、まずは映画で現実を直視しよう。いくら働いても豊かになれない秘密を映画は教えてくれる」とコメント。