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ヘンリー王子&メーガン妃「高位王族から引退」を表明 今後は英国と北米を行き来

2020年01月09日 19:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

高位王族からの引退を表明した、ヘンリー王子&メーガン妃夫妻(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2020年1月8日付Instagram「“After many months of reflection and internal discussions, we have chosen to make a transition this year in starting to carve out a progressive new role within this institution.」』のスクリーンショット)
現地時間8日、英王室ヘンリー王子・メーガン妃夫妻が公式Instagramを通じ、高位王族からの引退の意思を表明した。今後は税金から支払われる王室助成金に頼らず経済的に自立、また英国と北米を行き来するライフスタイルへとシフトするようだ。

これまで数々の伝統を打ち破り、“サセックス流”を貫いてきた“サセックス公爵夫妻”ことヘンリー王子・メーガン妃夫妻。クリスマスと新年をカナダで過ごした夫妻はすっかりリフレッシュして久々のロンドンの街で公務を行ったのだが、その後夫妻が更新した公式Instagramには“爆弾発言”が記され、新年早々世界中の人々を驚かせた。

夫妻がInstagramに連名で綴ったメッセージには、英王室という制度のなかでこれまで通りエリザベス女王をサポートしていくことに変わりはないが、今後は夫妻がより進歩的な活動を行っていくために、現在の高位王族というポジションから引退し、経済的にも自立していく意向である旨が記されている。

今回の決断は長い時間をかけた熟考とディスカッションを重ねた結果であり、今後は活動の幅を広げるために拠点を英国と北米の2か所に定め、双方を行き来する生活になるようだ。夫妻は生活の拠点を2つに分ける理由として、愛息アーチーくんを育てていく上で英王室の伝統をしっかりと受け継ぐこと、同時に新たなチャリティー団体設立に邁進できる環境を確保することを挙げている。

ちなみに現在は“北米”と記されているのみで、具体的にどこに居を構える予定なのかには言及していないが、夫妻が最近まで休暇を満喫していたカナダを大変気に入っていることから、同国が有力候補と報じられている。

そしてInstagramのメッセージの最後は、

「女王陛下(エリザベス女王)、ウェールズ公(チャールズ皇太子)、ケンブリッジ公(ウィリアム王子)、そして関係者の皆さんと引き続きともに力を合わせていくなかで、近々皆様にこの度の決断の詳細をお伝えできる日を楽しみにしています。」

「皆様からの変わらぬサポートには心から深く感謝いたしております。」

と締めくくられている。

このたびの孫息子夫妻による“爆弾発言”を受け、エリザベス女王ものちに短い声明を発表。そこには

「サセックス公爵夫妻とのディスカッションは現在、あくまでも初期の段階です。夫妻は従来と異なるアプローチを試みたいようですが、これは複雑な問題であり、結論に至るまでには時間を要することでしょう。」

と若干素っ気ない印象の言葉が綴られていた。

英国と北米を行き来しながらのエリザベス女王のサポートとは、具体的にどのように行うのか? 王室助成金の援助を受けることなく、夫妻自らが収入を得ることは可能なのか? さらには夫妻が高位王族でなくなることで、一体どのような影響が出るのか? ―巷ではたくさんの疑問があがっているようだが、夫妻は新たに立ち上げた公式ウェブサイト「sussexroyal.com」にて、今後様々な内容を共有していくとのことだ。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2020年1月8日付Instagram「“After many months of reflection and internal discussions, we have chosen to make a transition this year in starting to carve out a progressive new role within this institution.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)