鵬盛商事は1月7日、「仏像」に関する調査結果を発表した。調査は10月にネット上で実施し、全国の男女1000人から回答を得た。
仏像への興味を聞いたところ、「興味がある」(10.7%)、「どちらかというと興味がある」(25.7%)と合わせて36.4%が仏像に興味を持っていることが分かった。
20代には「韋駄天」、30~40代には「毘沙門天」が人気
年代別でみると、仏像に最も興味があるのは60歳以上で、39.5%だった。その他の年代では、20代が37.0%、30代が34.5%、40代が34.5%、50代が36.5%という結果となった。
仏像に興味があると回答した人に好きな仏像を聞くと、1位は「弥勒菩薩」(34.3%)、2位「不動明王」(29.7%)、3位「毘沙門天」(28.0%)だった。4位以降は「大日如来」(24.5%)、「大黒天」(22.3%)、「帝釈天」(21.4%)、「韋駄天」(17.6%)となっている。
弥勒菩薩はゴーダマ・シッダールタの入滅後、56億7000万年後に世界に現れ悟りを開き、次の仏陀として多くの人々を救済するとされている。日本史の教科書などで、台座に腰掛け右足を曲げて左足の上に乗せ、右手の指先を頬に当て思索にふける「半跏思惟像」を見たことがある人も多いだろう。この姿の弥勒菩薩は、「自身が悟りを開き仏陀となった際、どのように人々を救済するか思案している姿」と言われている。
年代別に好きな仏像を比較すると、20代が最も好きな仏像は「韋駄天」(29.7%)、30代が「毘沙門天」(34.8%)、40代も「毘沙門天」(37.7%)となった。一方50代は「弥勒菩薩」(41.1%)、60歳以上も「弥勒菩薩」(46.8%)という結果になった。