トップへ

「SHIBUYA109」初売りの行列人数が昨年から半減、風物詩の物々交換会に変化も

2020年01月02日 13:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「SHIBUYA109渋谷」館内の様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
「SHIBUYA109渋谷」の初売りセールが、1月2日の今日スタートした。開店前には昨年の半数程度少ない約1,000人が行列。通常のオープン時間である午前10時から1時間早め、9時に営業を開始した。

>>昨年は「SHIBUYA109渋谷」の初売りに2000人が行列

 今年の初売りでは「マウジー(MOUSSY)」「セシルマクビー(CECIL McBEE)」「リズリサ(LIZ LISA)」といったアパレルブランドをはじめ、韓国のアイドルグループ「TOMORROW X TOGETHER」とコラボレーションしたポップアップショップで入場制限を実施。また「メルカリ」が初の試みとして、ポップアップストア「メルカリ POP UP」を2階フロアに出店し、購入した商品の撮影や梱包ができるブースを設けたほか、先着順で梱包資材がセットになった「売れる福袋」を配布している。
 初売りに並ぼうと昨日の夜8時にSHIBUYA109渋谷に来たという都内在住の20代女性は「朝6時頃に整理券が配られると知り、時間をつぶして改めて今朝5時過ぎに来た。今日は『バブルス(BUBBLES)』の福袋を買う予定」とコメント。初売りの風物詩として知られる物々交換会には参加したことが無いといい、「福袋の中に使わないアイテムがあった場合はメルカリなどのフリマアプリで売ることにしている。梱包資材が必要なので、メルカリのポップアップにも行くつもり」と話した。
 例年の物々交換会ではエントランスに11時過ぎから数十人の客が集まり始めるが、今年は11時30分時点で物々交換を行っている人は見られなかった。昨年まではエントランスに囲いを設置し物々交換が行えるスペースを作っていたが、今年は事前に囲いを設けなかったという。広報担当者は今年の物々交換会の印象について「囲いを設けなかったことで人の集まりが減ったが、時代の流れとしてフリマアプリを利用する人が増えたことも影響していると思う」とコメントしている。
 なお、渋谷エリアではSHIBUYA109渋谷以外にも「渋谷パルコ」「東急プラザ渋谷」「渋谷スクランブルスクエア」など複数の商業施設が同日に営業を開始。SHIBUYA109のオープン前に最前列で並んでいた都内在住の10代女性は「ここで福袋を買った後は、母と合流したら東急プラザ渋谷に行く予定」と話すなど、渋谷エリアで複数店舗の初売りをまわる来場者の姿も見られた。

■SHIBUYA109:公式サイト