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【繊維・アパレル業界編】休日の満足度が高い企業1位はクラレ「有休は全社を挙げて80%以上の取得を目標に掲げているのでかなりとりやすい」

2020年01月02日 08:10  キャリコネニュース

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企業口コミサイト「キャリコネ」は12月中旬、「繊維・アパレル業界の休日の満足度が高い企業ランキング」を発表した。繊維・アパレル業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「休日の満足度」評価の平均値が高い順にランキングにした。【参照元:キャリコネ】

調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「繊維」「アパレル」「カジュアル衣料、ファストファッション」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上評価が寄せられた企業。対象期間は、2015年4月~2018年3月。

1位は「クラレ」で、休日の満足度は5点中3.89。2位以降、「旭化成」(3.87)、「帝人」(3.81)、「東レ」(3.74)、「ワコールホールディングス」(3.46)、「アダストリア」(3.44)、「ワースト」(3.40)、「ユナイテッドアローズ」(3.36)、「ファーストリテイリング」「三陽商会」(同3.26)と続く。

クラレ「忙しい部署でも36協定の限度を超えることは許されていない」

1位「クラレ」の働く人からは、

「有休は全社を挙げて80%以上の取得を目標に掲げているのでかなりとりやすい。最近はコンプライアンス遵守意識が全社的に広がっている。忙しい部署でも36協定の限度を超えることは許されていない」(生産・製造技術/30代前半男性/年収800万円/2018年度)

といった口コミが寄せられている。同社は、1926年、当時一世を風靡していた化学繊維「レーヨン」を製造販売するためにできた「倉敷絹織」を前身に持つ、大手繊維メーカー。その後、社名は「倉敷レイヨン」、「クラレ」と改称されていった。レーヨンにとどまらず、ビニロン、ポバール樹脂、ポリエステル、人口皮革「クラリーノ(R)」などさまざまな素材を扱うようになり、現在はケミカルやメディカルなどさまざまな分野へ事業を拡大している。

同社では、入社間もない時期を社員育成の大切な時期ととらえ、新人社員研修に加え、「メンター制度」を導入。担当の先輩社員が業務面、会社生活面のアドバイスを行う。また、段階に応じたキャリア研修、各種語学研修や通信教育などを社内で用意。MBA取得を目指す場合の奨学金支援も行うなど、教育にも力を入れている。

各種ワークショップや研修を頻繁に開催するなど女性活躍推進にも積極的。在宅勤務制度を導入し、フレックス勤務制度も導入検討中だ。2017年度の有給休暇平均取得日数は15日と、休暇もとりやすい環境のようだ。ノー残業デーも設けて長時間労働防止を図っている。