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ブラック企業のヤバい日常「従業員を多く見せるため"架空のシフト表"」「50連勤で体重10キロ減」

2020年01月01日 09:10  キャリコネニュース

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体調が悪くても出社を強要する職場もある。特にインフルエンザの場合、通常なら会社側から出勤停止が言い渡されることが多いが、そのような職ばかりではないようだ。販売・サービス職の40代男性のキャリコネニュース読者からは、

「インフルエンザで医師から出勤禁止と言われたのに、『出勤しろ』と命令された。その日から1か月休みなし」

という声が寄せられている。インフルエンザの件に限らず、このような常識欠如の会社は、残念ながら少なくはない。販売・サービス職の50代女性もそれが原因で退職した1人だ。

体調が悪く2時間しか残業できなかったら、本社から「なぜ早く帰るのか」と電話が来る


その会社では改ざんが横行しており、女性は「月300時間を超える勤務記録を自分で230時間に修正するよう上司に指示されました」という。

「実際にいない従業員をいるように見せかけるため、架空のシフト表を作らされたり、細菌検査をしたかのように偽造するよう命令されたり。架空シフトの作成時は、自治体の監査担当者にばれないよう社長に何度も確認メールを送り、徹夜させられました」

女性は毎月80~130時間のサービス残業を強いられた。残業手当は「月10時間分がみなし残業代」と言われていたが、実際は毎日12時間以上の労働だった。体調が悪くて2時間しか残業できなかった週は、「なぜ早く帰るのか」と本社から電話があったと綴る。

また、部下が体調不良で休んだ日を男性が有休処理にした際、「他の職場では有給休暇はないから、(部下の)ボーナスを減らす」と言われた。会社に「区・都・労基署に事実を話す」と伝えると、社長が慌てて愛媛から飛んできたという。

出勤してから上司に「やっぱり今日休みで」と言われる

管理・事務職の30代男性は、小売業で働いていたときのことを綴る。その職場は「朝早く来てサービス残業、夜は夜でサービス残業が当たり前。休日出勤をしないと評価が下がる」というのだ。

「結果、常に過労死ライン越え。更に廃棄品を減らすため、社員が自腹で廃棄ギリギリのものを購入。更に、社員が自分の車を使ってあちこち行かないといけないことも多いのに、店の駐車場を使っているからという理由でお金を取られていた」

退職後は介護系の仕事に就いたが「サービス残業が当たり前で常に過労死ライン越え」という。出勤してから上司に「やっぱり今日休みで」と言われたり、資格取得を進められるが必要なスクーリングをさせてもらえなかったりと踏んだり蹴ったりだ。

「極めつけは、給料の未払い。こんなんで"明るい未来"が想像出来るわけが無い。いままでの勤め先は全部ブラックです」

ほかには、

「50日連続勤務。体重が10kg減った」(30代男性、営業職)
「すべて隠蔽していて世間から優良企業と思われていることが許せない。事業所名をあげれば悪事を取り上げてくれますか?」(40代女性、技術職)
「経営者自らの暴言、恫喝、人格否定の毎日」(30代男性、営業職)

といった声も寄せられた。

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