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【コンサルティング業界編】労働時間の満足度の高い企業1位は日本アイ・ビー・エム「残業も休日出勤もかなり自由裁量がある」

2020年01月01日 08:10  キャリコネニュース

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企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は11月上旬、「コンサルティング業界の労働時間の満足度が高い企業ランキング」を発表した。コンサルティング業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「労働時間の満足度」評価の平均値が高い順にランキングにした。【参照元:キャリコネ】

調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「コンサルティング」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上評価が寄せられた企業。対象期間は、2015年4月~2018年3月。

1位は「日本アイ・ビー・エム」で、労働時間の満足度は5点中3.30。2位以降、「アビームコンサルティング」(3.20)、「野村総合研究所」(3.00)、「アクセンチュア」(2.96)、「デロイトトーマツコンサルティング」(2.64)と続く。

日本アイ・ビー・エム「ワークライフバランスの観点で満足度は高い」

1位「日本アイ・ビー・エム」の働く人からは、

「残業も休日出勤もかなり自由裁量があることは良かったです。勤務時間はフレックス制度があり、与えられた仕事に影響がなければ、家庭の事情も加味して自由にコントロールすることができます。ワークライフバランスの観点で満足度は高い」(コンサルタント/50代前半男性/年収1,200万円/2011年度)

といった口コミが寄せられている。同社は、175か国以上で事業展開している世界的IT企業IBMの日本法人だ。近年はAI(人工知能)を活用した働き方改革を推進しており、そのビジネスモデルを他社にも提供している。

働く時間や場所にしばられない柔軟な働き方を実践しており、1999年にモバイルワーク(e-ワーク制度)を導入。現行のe-ワーク制度下では事由を問わず全社員が在宅勤務可能だ。また、ライフステージの変化に対応するため2004年には短時間勤務制度(1週間の勤務時間を6割または8割に短縮可能)も導入。総務省による「テレワーク先駆者百選」にも選ばれている。

グローバル企業としてダイバーシティに取り組んでおり、女性の活躍も支援。1985年の男女雇用機会均等法施行以前の1960年代から四年制大卒女性を積極的に採用し、男女同一賃金を実現。1985年に育児休職、1999年に在宅勤務、2004年に短時間勤務、裁量勤務など、時代に先駆けてさまざまな制度を導入した。2019年の女性役員比率は約16%にのぼり、日経WOMAN誌による「女性が活躍する会社ベスト100」でも6年連続トップ10入り。子育てサポート企業として「くるみん」認定も取得している。