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「アメリカンイーグル」が全店舗閉店、表参道店では在庫処分のため大幅値引き

2019年12月31日 15:42  Fashionsnap.com

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「アメリカンイーグル」表参道店 Image by: FASHIONSNAP.COM
アメリカンイーグル(AMERICAN EAGLE)事業を年内に終了することを発表していた青山商事は、12月31日の今日をもって全ての店舗の営業を終了する。
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 青山商事は住金物産(現日鉄物産)との合弁会社として2010年12月にイーグルリテイリングを設立し、日本でアメリカンイーグルとインティメイトブランド「エアリー(Aerie(R))」事業を運営。2012年4月に日本1号店として表参道店を出店してから2019年3月末までに33店舗を出店したが赤字決算が続き、2019年3月期の売上高は122億9,400万円(前期から13億500万円減)、営業損益が13億5,500万円の赤字(前期は7億7,300万円の赤字)だった。今年6月には事業をAEO社に譲渡する検討を開始し、11月には日本国内のアメリカンイーグル事業とエアリー事業を年内に終了すると発表。12月31日にクローズ予定だったオンラインストアは在庫完売につき既に閉店しており、現在営業中の全店舗で全品70%オフの閉店セールを実施している。イーグルリテイリングは2020年1月24日に解散する予定だ。
 2012年に日本1号店としてオープンした表参道店では31日、ECサイトのキャンセル分や閉店した他店舗の在庫が入荷。通常は地下1階~2階の3フロアで営業しているが、規模を1階フロアのみに縮小し、70%オフのアイテムをさらにレジにて30%引きで販売している。店内は閉店を聞きつけ買い物に来た客で賑わっており、横浜市から来た18歳男性は「何着か持っているブランドなので無くなってしまうのは少し寂しい。今後は向かいにあるH&Mなど、手頃な値段で買える店舗へ服を買いに行こうと思う」とコメント。最終営業日の今日は通常のクーローズから3時間早い18時に閉店する。
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