企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は12月上旬、「不動産業界の給与の満足度が高い企業ランキング」を発表した。不動産業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「給与の満足度」評価の平均値が高い順にランキングにした。【参照元:キャリコネ】
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「戸建て住宅」「不動産」「マンション」に記載の企業のうち、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上評価が寄せられた企業。対象期間は、2016年4月~2018年3月。
1位は「旭化成ホームズ」で、給与の満足度は4.15。2位以降、「三菱地所」(3.95)、「大和ハウス工業」(3.84)、「積水化学工業」(3.81)、「三井不動産」(3.66)、「住友林業」(3.62)、「積水ハウス」(3.61)、「野村不動産」(3.52)、「大東建託」(3.43)、「オープンハウス」(3.30)と続く。
旭化成ホームズ「住宅手当や車のローン補助など、福利厚生面も非常にしっかりしていた」
1位の旭化成ホームズについては、
「報酬にはおおむね満足している。同年代の会社員と比べても多くもらっているし、日常生活の中でお金に関して困ることはなかった。ボーナスもたくさんもらえる。また、住宅手当や車のローン補助など、福利厚生面も非常にしっかりしていた」(企画営業/20代前半女性/年収450万円/2012年度)
といった口コミが寄せられている。
1972年に旭化成グループの住宅会社として設立された旭化成ホームズ。戸建住宅のヘーベルハウスを主力事業とする住宅メーカーでありながら、近年は光回線「ヘーベル光」やIoT技術を用いた新しいサービスの企画や開発にも着手している。
社員が「長くいきいきと活躍し続け、じっくりとキャリアを積み上げていける環境」の整備を目指し、長時間労働の抑制や有給休暇の取得促進など、ワークライフバランスの実現を推進。これらの取り組みが功を奏し、2016年の従業員満足度調査では、80%以上が「旭化成グループにずっと勤めたい」と回答しています。2017年には社長直轄の「働き方改革推進室」を設置し、さらなる働きやすさの向上を目指している。
柔軟な働き方を可能にするため、育児・介護支援に関する制度も充実。最長で子どもが小学6年生まで時間調整が可能な育児短時間勤務制度、早期復帰支援金の支給などの取り組みが評価され、厚生労働省より次世代育成支援に積極的な企業として「くるみん」マークを取得していている。
IT技術を活用した働き方改革にも力を入れており、従来の紙ベースでのやりとりを廃止し、iPad上で電子ファイル化することによりリアルタイムでの閲覧が可能に。「時間、場所、人」に制約されない柔軟な働き方を可能にしている。