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「オープニングセレモニー」国内唯一の直営店とオンラインストアが閉店へ

2019年12月28日 19:42  Fashionsnap.com

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人気を博したロゴアイテム Image by: FASHIONSNAP.COM
セレクトショップ「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」が、国内唯一の直営店である表参道店を2020年1月28日をもって閉店することを発表した。国内の公式オンラインサイトも2月23日で終了する。

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 オープニングセレモニーは2002年にウンベルト・レオン(Humberto Leon)とキャロル・リム(Carol Lim)によりニューヨークで創業。高感度な国内外のデザイナーブランドおよびオリジナルブランドをラインナップし、「OC」の名称で親しまれてきた。
 2009年の日本上陸時よりオンワードホールディングスが国内事業を手掛けてきたが、同社は今年10月に不採算事業の整理のためオープニングセレモニーからの撤退を表明。一時は新宿ルミネに2店舗、大阪、名古屋と計5店舗を国内で展開していたが、2017年に相次いで店舗を閉店し、現在は原宿キャットストリートの旗艦店である表参道店のみの営業となっていた。
 閉店およびECサイト閉鎖の知らせは12月28日に関係者にメールで通知された。これによりブランドは事実上の日本撤退となるが、日本マーケットへの早期再上陸についても示唆している。今年10月に日本上陸10周年を祝うため来日した際にキャロル・リムは「(オンワードの事業撤退により)様々な変化も起こるだろう。これからはもっとダイレクトに店舗運営ができるようになる」と語っていた。
【インタビュー】オンワードが撤退したOCはどうなる?ディレクター2人が目指すこれからのブランドのあり方(2019年10月掲載)