連続ドラマW 鉄の骨』の追加キャストが発表された。
池井戸潤の小説『鉄の骨』をドラマ化する同作は、中堅建築会社を舞台に、建設現場から「談合の窓口」と呼ばれる業務部に異動した若手社員の富島平太が「談合は必要悪か、ただの保身か」と苦悩する姿を描いた作品。建設現場を愛する不器用で実直な平太役を神木隆之介が演じる。4月からWOWOWプライムで放送。
出演が発表されたのは、中村獅童、土屋太鳳、小雪、柴田恭兵、向井理、石丸幹二、内野聖陽。
中村獅童は業務部次長・西田吾郎役、土屋太鳳は平太の恋人で銀行員の野村萌役、小雪は業務部の柴田理彩役、柴田恭兵は談合を裏で取り仕切るフィクサー三橋萬造役、向井理は萌の上司で融資課の課長代理・園田俊一役、石丸幹二は官製談合を追う東京地検特捜部の副部長・内藤肇役、内野聖陽は常務取締役の尾形総司役を演じる。
■内野聖陽のコメント
なかなか硬派の渋い作品ですが、談合にかかわる男たちの生き様をリアリティーを強く掘り下げて演じていけたらと思っています。
■中村獅童のコメント
今までに会社員の役はあまり演じたことがないのですが、新鮮な建設業界を舞台に、新しい役柄と出会えたことが嬉しいです。
また、池井戸さんの作品に出演させていただくのは初めてなので、今回機会をいただけたことはとても有難いです。今から撮影を楽しみにしています。
■土屋太鳳のコメント
池井戸作品は女優としての背中を押していただいた存在ですので「鉄の骨」を機にまた一歩踏み出せたらと思いますし、WOWOWさんの現場に再び参加出来ることも大きな喜びです。キャスト陣の素晴らしさにプレッシャーを感じつつも喜びがはみ出しそう!毒と真実の渦の中で「女性の持つある意味での骨太さ」を表現したいと思います。
■柴田恭兵のコメント
大手ゼネコンの顧問でありながら談合を調整する
[三橋萬造]
それぞれの利益がからみあうなかやさしさと冷酷さを合わせもつ魅力的な人物です。
興奮をおさえながら静かに演じられたらと思っています。
内野さん、神木君との初共演、とても楽しみです。
■石丸幹二のコメント
池井戸先生はいつも、緻密なリサーチに基づいて、層を重ねるように物語を積み上げていかれます。だから、内も外もリアリティー重視で役作りをせねば、その世界観から弾かれてしまう。これまで、様々な業種の様々な役職を演じて参りましたが、幸いにも身近にその業界のビジネスマンがいて、事前に話を聞くことができました。が、さすがに今回は、周りに東京地検特捜部の人間はいない!さて、どうしたものかと思う日々です。
■向井理のコメント
「アキラとあきら」以来の池井戸さん原作。制作陣も同じとあって、またこの組に参加できて光栄です。
池井戸さんの作品は元々骨格がしっかりしているだけでなく人間関係や登場人物の描写がとてもリアル。
台本を読む時にすでに面白く、出来上がった作品がとても期待できるものです。
どのような作品になるか、今から楽しみにしています。
■小雪のコメント
初めての池井戸潤さん原作の作品にお声がけいただき嬉しかったです。建設会社の談合問題を取り巻く人間模様、談合は必要悪なのかなど、これまで深く向き合ったことのない問題にこの作品を通して考えさせられました。今から撮影がとても楽しみです。「鉄の骨」是非、皆様にも楽しんでいただけたらと思います。