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キングコング 西野亮廣の絵本をアニメ化 STUDIO4℃制作『映画 えんとつ町のプペル』公開へ

2019年12月25日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『映画 えんとつ町のプペル』(c)Akihiro Nishino/Yoshimoto Kogyo Co., Ltd. (c)AKIHIRO NISHINO, GENTOSHA 2016

 東宝と吉本興業の共同配給によるアニメーション映画『映画 えんとつ町のプペル』が2020年12月25日に公開されることが決定し、あわせて描き下ろしのイメージビジュアルも公開された。


参考:詳細はこちらから


 本作は、累計42万部を記録した、西野亮廣がプロデューサーを務めた絵本『えんとつ町のプペル』をアニメーション映画化するもの。絵本『えんとつ町のプペル』は、イラスト・着色・デザインなど総勢33名のクリエイターによる分業体制で4年の制作期間を経て完成した。煙突だらけで黒い煙に覆われた、えんとつ町に生きる親を亡くした少年・ルビッチと、ルビッチのもとにハロウィンの夜に現れたゴミ人間・プペルに起こる奇跡の物語を描く。制作は、『マインド・ゲーム』『鉄コン筋クリート』『海獣の子供』のSTUDIO4°Cが手がける。


 公開されたビジュアルは、本編キャラクターデザインも手がける福島敦子による描き下ろしとなっており、煙を吐き出す煙突たちを背景に、空を見上げるルビッチの姿が切り取られている。


 原作のプロデューサーであり、本作の製作総指揮と脚本を担当した西野からは、コメントが寄せられている。


西野亮廣
2011年頃、まず最初に『えんとつ町のプペル』という物語を書いたのですが、その時から映画化を考えていました。実は全10章というとても長い物語で、誰も知らない作品をいきなり映画で公開しても、映画館に足を運んでもらうことがあまり想像できなくて、まずは3~5章だけを絵本として出版して、皆さんに知っていただいた上で全章を映画化しよう、という順番ですね。とても長い物語ですが、映画では絵本に描かれていない全てを描いていますので、絵本を読まれた方はより楽しめると思いますし、絵本を全然読まれていない方にももちろん楽しんで頂けると思います。

「打倒ディズニー」といろんなところで言ってはいますが、僕はディズニーが大好きで、夢を見させてくれるし、一番リスペクトしていて。だからこそ、作り手として、表現者として隅っこの方にいるような人間ですが、王者にはちゃんと挑みたいなという思いがあります。作品の中でキャラクターたちに「諦めるな」や「夢は叶う」ということを言わせているので、その張本人が挑まないことにはチグハグだなと思うので、正面から挑んで戦いたいなと思っています。

ようやく思い描いていた映画が、来年のクリスマスに公開になりますので、ぜひ遊びにいらしてください。 (文=リアルサウンド編集部)