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子犬を盗もうとした男、誤って自分に発砲し身動き取れず逮捕(カナダ)

2019年12月24日 21:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

男に連れ去られそうになった子犬(画像は『New York Post 2019年12月22日付「Toronto man accidentally shoots himself trying to escape with stolen puppy」(Peel Regional Police)』のスクリーンショット)
このほどカナダで、銃を持った男が子犬を盗もうとして逮捕された。男は銃の扱いに慣れていなかったのか、もしくはよほど慌てていたのか、子犬を抱えて逃走する際に誤って自分自身を撃ってしまい、あっけなく御用となった。『CBC.ca』『New York Post』などが伝えている。

今月20日の午後7時31分頃、カナダのオンタリオ州ブランプトンのスカイラー・サークル付近から「強盗に遭った」と警察に通報が入り、現場でブランプトン在住の20歳男が逮捕された。男は脚を怪我しており身動きが取れず、そのまま大人しく逮捕されたもようだ。

警察の発表によると、男は売買できるサイトを通じて、アメリカン・ブルドッグの子犬を手に入れるために売り主に連絡を取ったようだ。そして両者は取引のため、スカイラー・サークル付近で会う約束をしていた。

子犬は“ターザン”という名でまだ生後2か月弱だった。男はターザンを受け取った途端に支払いを断り出し、当然ながら売り主もターザンを男に引き渡すことを拒否したと思われたが、男が銃を向けてきたため為す術がなかったようだ。

男はターザンを抱えてそのまま逃走しようとした。しかしその際に銃の引き金に指をかけたままだったのか、誤って自分の脚を撃ってしまったのだ。男は痛みで身動きが取れず、逃げることができなかったようだ。ターザンの売り主はすぐ警察に通報し、警察官が現場に到着するまでの間、男に付き添って脚の手当てをしていたという。

そして到着した警察官により男は逮捕され、病院で治療を受けたようだ。一方のターザンは怪我ひとつなく、無事に売り主に戻された。このたび対応にあたったピール地域警察のヘザー・キャノン巡査(Heather Cannon)は、次のように話している。

「子犬は怪我もなく売り主に戻されました。しかし私たちは、よくわからない相手とオンラインで売買することについて、注意を払うことを忘れずに心に留めておくべきです。」

なおこの男の結末を知った多くの人からは、呆れる声があがった。

「なんてアホな男なんだろう。自分を撃ったこの男に誰か間抜けなニックネームを付けてやってくれ!」
「でも誰も撃たなくて自分にだけ撃ったってことだよね。」
「バチがあたった彼の愚かさによって、僕はカルマを信じられるようになったよ。」

警察の発表によれば、男は強盗と銃器関連による罪で逮捕されたという。

画像は『New York Post 2019年12月22日付「Toronto man accidentally shoots himself trying to escape with stolen puppy」(Peel Regional Police)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)