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青山商事が「アメリカンイーグル」運営の子会社を解散へ、約70億円の損失

2019年12月24日 16:03  Fashionsnap.com

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12月31日に閉店を予定している表参道店 Image by: FASHIONSNAP.COM
青山商事が、日本国内でアメリカンイーグル(AMERICAN EAGLE)事業を展開する連結子会社のイーグルリテイリングを解散する。同社は年内までに国内の全店舗とECサイトを閉鎖し、アメリカのアメリカン イーグル アウトフィッターズ社とのライセンス契約を終了することを発表していた。
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 イーグルリテイリングは、青山商事と住金物産(現日鉄物産)の合弁会社として2010年12月に設立。日本でアメリカンイーグルとインティメイトブランド「エアリー(Aerie(R))」事業を運営してきた。2012年4月に日本1号店として表参道店を出店してから2019年3月末までに33店舗を出店したが赤字決算が続き、2019年3月期の売上高は122億9,400万円(前期から13億500万円減)、営業損益が13億5,500万円の赤字(前期は7億7,300万円の赤字)だった。
 青山商事が日本のアメリカンイーグル全店舗の営業終了を発表したのは11月25日。これを受けてECサイトでは購入が相次ぎ、想定よりも早く在庫が売り切れたため、閉店日を12月31日から前倒ししている。実店舗は12月31日までに順次閉店する。
 イーグルリテイリングの解散日は2020年1月24日を予定し、同年6月に清算を結了する見通し。同社の解散に伴い、青山商事は2020年3月期通期連結業績予想に事業整理損失として69億9,800万円を織り込んでいる。
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■イーグルリテイリング 直近3年間の業績2019年3月期:売上高 122億9,400万円、営業損益 13億5,500万円の赤字2018年3月期:売上高 135億9,900万円、営業損益 7億7,300万円の赤字2017年3月期:売上高 148億2,200万円、営業損益 15万900万円の赤字
■各店舗最終営業日12月18日(水):横浜ジョイナス店12月20日(金)ダイバーシティ東京 プラザ店、ららぽーと立川立飛店、ららぽーと富士見店、イオンレイクタウン店、イオンモール木更津店、ラゾーナ川崎店、ららぽーと海老名店、ららぽーと湘南平塚店、イオンモール新潟南店、イオンモール各務原店、名古屋栄店、イオンモール長久手店、イオンモール浜松市野店、イオンモール京都桂川店、ららぽーと和泉店、イオンモール四條畷店、ららぽーとEXPOCITY店、ららぽーと甲子園店、イオンモール神戸北店、イオンモール橿原店、イオンモール広島府中店、イオンモール沖縄ライカム店、エミフルMASAKI店、クイーンズスクエア 横浜店(20:30閉店)12月22日(日):酒々井プレミアム・アウトレット店、あべのキューズモール店12月25日(水):コクーンシティ店、三井アウトレットパーク 滋賀竜王店、阪急西宮ガーデンズ店12月31日(火):表参道店(18:00閉店)、池袋店(18:00閉店)、ららぽーと TOKYO-BAY店(18:00閉店)