トップへ

パワハラが横行する会社の口コミ「うつ病になって通院」「暴力で全治1か月」

2019年12月24日 11:30  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

静岡県浜松市の保育園に勤める保育士など18人が、一斉に退職するニュースが話題となった。退職理由は園長や専務によるパワハラ、セクハラ、マタハラだ。本来あってはならない行為だが、企業口コミサイト「キャリコネ」にも、同じようにパワハラが横行する企業で働く人々の声が寄せられている。【参照元:キャリコネ】

「研修の段階でうちはパワハラ、セクハラが多いということを話していました。実際処分される人が相当います。平気で人を泣かせるような人が役職の上位につく会社。店舗のオープンスタッフが一番辛いと思います。『はいこれやって。覚えたよね?じゃあ次』『なんでできないの?』、これの連続です。煽られますし追い詰められます」(店舗スタッフ関連職、20代前半、男性、正社員、年収300万円)

「最低でした。パワハラで鬱になり通院を余儀なくされたのも、一番利益を上げていたにもかかわらず降格されたのも、イエスマンじゃなかったから」(営業マネージャー、40代後半、男性、正社員、年収600万円)

「職場の人間関係に問題を感じる。『馬鹿野郎!』『お前なんかやめちまえ!』『なぜ生きているのか不思議』といったパワハラ発言が職場で平気で交わされている」(研究開発、50代後半、男性、正社員、年収800万円)

相手を追い詰めるような言葉や威圧的な態度によるパワハラが多いようだ。なかには研修の段階からすでにパワハラやセクハラの存在を感じていた人も。

暴言が飛び交う状態が当たり前になっている職場では、長年勤務している上司や先輩たちもその環境に染まっている恐れがある。そうなるとおかしいことを「おかしい」と言えない社風が出来上がってしまい、新卒者や転職者は余計に何もできずただ耐えるしかない状況になるだろう。

「退職届を受け取ってくれるまでに5日かかった」

冒頭で紹介した保育士たちのように、パワハラを機に辞める決断をした口コミも寄せられた。

「パワハラ気味の行為を受けたため上司に相談したが、もみ消されたので辞めることを決心しました」(プロジェクトマネージャー、40代前半、男性、正社員、年収700万円)

「パワハラによる暴力で退職しました。全治1か月もの怪我を負わされ、やる気がなくなり退職。会社には事が起きる前から訴えていましたが動いてもらえず、事が起きてから隠蔽するように『訴えるのはやめてくれ』とお金を渡された。とにかくあり得ない会社でした」(制作ディレクター、20代後半、男性、正社員、年収500万円)

「こんな会社にいる必要がないと思った。モラハラ、アルハラ、パワハラのオンパレード。働いている時は怖すぎて何もできなかった。有給は使えず、ゴールデンウィーク等も無理やり出勤させられ電話営業、週末は無賃の社内予定だらけで休む暇もない。『合わないから辞めます』と言っても、退職届けを受け取ってくれるまで5日かかった。『それ以上かかるなら今まで集めた証拠で訴える』と総務に言ったら辞められた」(カウンターセールス、20代後半、女性、正社員、年収340万円)

パワハラのもみ消しや金銭による隠蔽工作を画策した企業もあるようだ。なかには暴力を振るわれた体験談もあり、そのまま続けていたら命の危険もあったかもしれない。仕事に追われた状態では、「自分が辞めたら他の人に迷惑がかかる」「今やっている仕事を手放せない」と退職を思い留まってしまう人もいるだろう。

しかし命や健康はなにものにも代え難い。そして精神面も安定していなければ良いパフォーマンスは発揮できない。現在職場でパワハラや理不尽な扱いを受けている人は、自分を守る行動として退職する勇気を持つことも必要だ。【参照元:キャリコネ】