ライフネット生命保険は12月23日、「消費税増税による家計の見直し・節約に関する調査2019」の結果を発表した。調査は今年10月にネット上で実施し、ネットエイジアリサーチのモニター会員で20~59歳の男女1000人から回答を得た。
今年10月に消費税率引き上げが実施された。今回の増税で月々どれほど負担が増えたかを聞くと、平均5655円となった。月々に節約したいと思う額は平均6766円で、子どものいる家庭で平均8193円となる。
切なくなった節約術1位は「食費の見直し・削減」
増税後に行ったことを聞くと、最も多かったのは「キャッシュレス決済での買い物」(26.5%)で、次いで「家計の見直し・節約」(19.7%)となった。一方、「特になし」は42.9%にのぼった。
今後、家計の見直し・節約を行いたいものを聞くと「食費」(52.6%)、「外食・飲み会費」(45.7%)と飲食費に関することが上位2つを占めた。3位以降、「衣服・雑貨費」(34.3%)、「水道光熱費」(33.6%)、「娯楽費」(33.6%)と続く。
具体的には、「格安スマホへの乗り換え」(11.1%)、「ふるさと納税の利用」(10.5%)、「電力会社の乗り換え」(7.7%)、「保険の乗り換え」(7.5%)を考えているという声があがった。
実践して切なくなった節約術を聞くと、1位は「食費の見直し・削減」(106件)。具体的には「昼食を抜きにする」(30代女性)、「肉や魚のない野菜だけの食卓」(30代女性)といった声が寄せられた。
2位は「水道代を削減・節水」(32件)で、「トイレのタンクにペットボトルを入れる」(40代女性)、「家に帰る前に外出先でトイレを済ませる」(50代女性)という人も。3位は「光熱費を削減・節水」(28件)で、「水シャワー」(20代男性)や「昼はあまり電気をつけない」(30代女性)といったことを実践している人がいた。
「もやし生活」「カップ麺ばかり食べる」という人も
4位は「外食費を削減する」(20件)で、「外食を減らす」(30代男性)、「安い店で外食」(30代女性)といった声があがった。5位の「セール・割引を利用する」(18件)でも、「スーパーで割引シールが貼られるのを待つ」(30代女性)、「特売セールをはしごする」(50代女性)と食品関係を安く抑えるコツが挙げられた。
6位以降、「間食を減らす」(13件)、「日用品を節約する」(12件)、「安い食材を利用する」(11件)と続き、
「デザートを買わない」(20代女性)
「ティッシュを半分にして使用する」(50代女性)
「もやし生活」(20代女性)
「カップ麺ばかり食べる」(20代男性)
といった声が寄せられた。また「ひたすら我慢する」(30代女性)という人もいた。