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エマニュエル・ウンガロが逝去、享年86歳

2019年12月23日 10:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「エマニュエル ウンガロ」のインスタグラムより
「エマニュエル ウンガロ(Emanuel Ungaro)」の創業者エマニュエル・ウンガロ(Emanuel Ungaro)が、12月21日に逝去した。享年86歳。
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 ウンガロは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」創業者のクリストバル・バレンシアガ(Cristóbal Balenciaga)に師事した後の1965年、自身の名を冠したブランドを創立。華やかなモチーフや鮮やかなカラーパレットがシグネチャーとして知られており、デザイナー活動は2004年に引退した。AFP通信社によると、ウンガロはここ2年ほど体調を崩していたという。
 ブランドは2002年にジャンバティスタ・ヴァリ(Giambattista Valli)をクリエイティブディレクターに起用し、その後はヴィンセント・ダレ(Vincent Darre)やピーター・ハイド・デュンダス(Peter Hyde Dundas)、エステバン・コルタサル(Esteban Cortazar)らが同職を担当。2009年にはアーティスティックアドバイザーにリンジー・ローハン(Lindsay Lohan)が就任するも、1シーズンのみで退任しており、2010年にクリエイティブディレクターに就いたジャイルズ・ディーコン(Giles Deacon)も任期から1年半でブランドから退くなど、チーフデザイナーの変更が相次いだ。2016年まではファウスト・パグリッシ(Fausto Puglisi)がチームを率いていたが、現在はPhilippe Paubertがデザインを手掛けている。
 エマニュエル ウンガロのインスタグラムでは、「彼が1965年に設立したファッションハウスは、今日でもこの非常に才能のあるクチュリエの名前を継承しています。彼は官能的な色使いや華やかさを操るマスターとして私たちの記憶にとどまるでしょう」と追悼。パグリッシは自身のアカウントで「エマニュエル ウンガロでの経験は私の人生で最も美しく印象的な経験の一つで、誇りに思います。ありがとうミスター ウンガロ。あなたが遺した美しさや愛情はこれからも輝き続けるでしょう」とコメントした。
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