トップへ

新宿区で家賃の安い駅1位「中井」 上位に「落合南長崎」「高田馬場」など

2019年12月20日 19:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

リクルート住まいカンパニーは12月16日、新宿区の「家賃相場が安い街ランキング」を発表した。新宿区は「SUUMO住みたい自治体ランキング2019」で5位にランクインした人気の街だ。

新宿といえば、世界の鉄道駅の乗降客数でトップに輝く「新宿駅」を連想する人が多いだろう。JR山手線を筆頭にJR各線が5本、都営地下鉄線が新宿線と大江戸線、私鉄が京王線と京王新線、小田急線、東京メトロ丸ノ内線と鉄道の乗り入れが計11本にも上っている。

ほかにも、学生で賑わう「高田馬場」「早稲田」や、大人の雰囲気があり歴史的情緒が漂う「神楽坂」、住宅街が広がる「曙橋」など、街によって違った雰囲気を持つのが新宿区の特色だ。

調査は今年3月~5月に実施し、新宿区内29駅でSUUMOに掲載され貸物件の管理費を含む月額料金から中央値を算出した。

新宿や池袋に5分で行ける高田馬場

単身者向けの家賃相場最安値の駅は「中井」(8.3万円)だった。西武新宿線と都営大江戸線の2路線が乗り入れている。新宿駅・池袋駅へのアクセスもいいことから、通利便性が高く、リーズナブルに住める街といえる。駅前には「中井商友会」「中井商工会」という2つの商店街が駅前にある。

2位以降、「落合南長崎」(8.4万円)、「下落合」(8.8万円)、「面影橋」「高田馬場」(同9万円)と続く。4位の高田馬場は、JR山手線、東京メトロ東西線、西武新宿線 の3つの路線が利用可能。山手線で新宿・池袋に約5分で到着する。

また、高田馬場駅周辺には、飲食店、スーパー、都市銀行など生活に必須なお店が集まっている点も魅力だ。学生街ということもあり、学生割引のある飲食店、美容室などもある。

「国立競技場駅」は2人暮らし以上、「西新宿」は賃貸で住むとお得

2人暮らし以上向けを見ると、家賃相場の安い駅1位は「落合南長崎」(12.8万円)。2位以降、「中井」(14.6万円)、「下落合」(15.25万円)、「高田馬場」(16.8万円)、「西早稲田」(16.9万円)、「面影橋」(17.35万円)、「大久保」(17.5万円)と続く。

単身者向けのランキングと大きく変わることはないが、注目すべきは「国立競技場駅」だ。

今年11月に完成したばかりの新国立競技場の最寄駅で、単身者向けだと27位(12.5万円)だったが、2人暮らし以上向けでは16位(20.2万円)にランクアップしている。

単身で住むより家族で住むほうが割の良い街といえるだろう。コンビニやスーパーが駅周辺にあり、新国立競技場の逆側には豊かな自然が楽しめる新宿御苑があるため、買い物にも便利で四季折々の自然を感じることができる街だ。

また、「西新宿」は賃貸で住むとリーズナブルな街といえるだろう。中古マンションの価格相場では新宿区内2位(6200万円)だが、新宿区の家賃相場が安い街では14位(20万円)だった。

オフィス街の印象が強い西新宿だが、一本入れば自然豊かな新宿中央公園がある。新宿も徒歩圏なので交通利便性も高く、魅力的な街だ。