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英雄視された男が“メディアリンチ”に クリント・イーストウッド監督作『リチャード・ジュエル』予告編

2019年12月20日 18:12  リアルサウンド

リアルサウンド

『リチャード・ジュエル』(c)2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

 クリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』の予告映像が公開された。


参考:動画はこちらから


 2020年1月17日に公開される本作は、一旦は英雄とされながらも、マスメディアや捜査機関の暴走で容疑者となった警備員、リチャード・ジュエルの実話をもとにした物語。1996年7月、警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)は、米アトランタのセンテニアル公園で不審なリュックを発見した。中身は、無数の釘が仕込まれたパイプ爆弾。事件を未然に防ぎ、一時は英雄視された彼だが、現地の新聞社とテレビ局がリチャードを容疑者であるかのように書き立て、実名報道したことで状況は一変。さらに、FBIによる徹底的な捜査、メディアによる連日の過熱報道によって、リチャードの人格は全国民の目前でおとしめられていった。それは、出口の見えない孤独な戦いの始まりだった。そこへ異を唱えるために弁護士のワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)が立ち上がる。無実を信じ続けるワトソンだが、そこへ立ちはだかるのは、FBIとマスコミ、そして約3億人のアメリカ全国民だった。


 公開された予告映像では、爆弾犯の容疑者にされてしまったリチャードがマスコミに問い詰められるシーンや、無実を信じる弁護士・ワトソンとタッグを組む姿が映し出されている。 (文=リアルサウンド編集部)