トップへ

Popteen専属モデル・香音、YouTuberデビューの抱負を語る「目の前で会話しているような動画を」

2019年12月20日 18:12  リアルサウンド

リアルサウンド

香音(写真=伊藤惇(COMMONO Inc.))

 「可愛すぎて何時間でも見ていられる」。そんな声がSNS上に溢れている、香音をご存知だろうか。ファッション誌『ニコ☆プチ』、『ニコラ』の専属モデルを務め、2019年5月号からは『Popteen』の専属モデルとして活躍している。さらには、テレビドラマや舞台、バラエティ番組などの経験もあり、18歳にして約9年という芸歴を持つベテランだ。そんな香音が次にチャレンジするのは、YouTube。12月20日に個人のチャンネルを開設し、YouTuberとしてのスタートを切る彼女の中には、どんなビジョンがあるのだろうか。キュートな笑顔で語ってもらった。


(関連:モデル&動画クリエイター・ねおが大事にしている“距離感”とは? 出版記念インタビュー&イベントレポ


■「“香音ワールド”を伝えていくことがテーマ」
ーーいよいよYouTuberとしての活動がスタートしますね。そもそも個人チャンネルを開設しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。


香音:『Popteen』の専属モデルになって、YouTubeチャンネル『PopteenTV』に自分の出演動画をアップしていただくようになり、私のファッションやメイクの企画動画を撮影した時にすごく楽しかったんです。自分も楽しめて、周りも楽しませられたらいいなと思い、興味を持ったのがきっかけでした。


ーーということは、香音さんのチャンネルにアップされるのはファッションやメイク系の動画?


香音:メイクやファッションなどの好きなことや得意なことを発信していきたいです。周りの方から「自分の世界観を出してるね」と言われることが多いので、その“香音ワールド”を伝えていくことがテーマです。


ーーなるほど。世界観を伝えるツールとしてメイクやファッションを使っていくんですね。


香音:はい、女の子の参考になるチャンネルを目指したいです。


ーー『PopteenTV』では、すでに香音さんのメイク動画などもアップされていて、大人気です。


香音:YouTube動画の企画としてしっかりと撮影したのは『PopteenTV』が初めてでした。「こうやって構成考えるんだ」とか、すごく楽しかったので、それも個人チャンネルを始めるきっかけになりましたね。


ーー個人チャンネルでは、自身で企画から考えていく予定ですか?


香音:まずは思いついたものをやっていきたいなと思っています。普段から色んなことを考えたり、作ったりするのが好きです。授業中とかも「あ、これやりたい!」とか思ったらメモとかに書いていって。そんな風に思いついたアイデアからスタートしたいです。


ーーほかにも『PopteenTV』の撮影で学んで、個人チャンネルで活かせることがありそうですね。


香音:自分が話す内容は「まだ言葉が足りないな」と思うこともあるので、ねおちゃんは本当に話上手なので、トーク力を磨く勉強を間近でさせてもらっています。いろんな動画を出した時に、短いワードでも伝わりやすい言葉を自分の頭の中で考えられる様になりたいです。私、緊張すると全然話せなくて顔が固まってしまうので(笑)。ひとまず、それを直したいです。


■「学生であることを活かしたい」
ーーよく見るYouTuberや気になるYouTuberを教えてください。


香音:佐藤ノアさんや吉田朱里さん、ゆうこすさんなどの美容系YouTuberさんもそうですが、YouTubeを見始めたきっかけはチャンネルがーどまんさんです。過激なドッキリを「こんなことまでするんだ!」って衝撃を受けました。


ーー意外です! 一番好きな動画はどれなんでしょう。


香音:一番覚えてるのは、「瞬間接着剤ドッキリ」です。私も一時期学校に接着剤を持って行ってたくらいハマりました(笑)! 毎日更新されるので、学校終わりの時間とか、ちょっとした合間で観られるのが私たちの世代にとっては嬉しいです。


ーーそういった視点は自身のチャンネルにも活かせそうです。


香音:毎日更新は大変だと思いますが、学生であることを活かして更新の時間帯や、気軽に見られる長さなどは意識して届けたいです。


ーー学生であるのは武器ですよね。今、学校ではどんなものが流行ってるんですか?


香音:学校ではネットドラマを見てる子が多いです。あとは、漫画がとても流行ってます。私は単行本で読むんですけど、みんなは携帯で読んでるようです。


ーー『鬼滅の刃』とか。


香音:『鬼滅の刃』は、お母さんもハマってます。あとは『東京喰種』とか『ケンガンアシュラ』とか。かわいい少女漫画みたいなのはあまり読まなくて、男の子っぽいのを読んでます。


ーー渋い!


香音:弟の影響かもしれません(笑)。弟と話を合わせるために最初は読んでたんですが、私の方がハマっちゃって。


ーー可愛らしい見た目とギャップを感じます。


香音:音楽も幅広く聴くようにしていて、ラップとかも好きです。唾奇さん、kZmさん、Tohjiさん、LEXさん、KANDYTOWNさんなど聴いています。それでファンの子たちもびっくりすることは多いみたいです。「こんなゴリゴリな音楽聴いてるの!?」って。


ーー少し前にInstagramで「ライブに行った」という投稿がありましたが、あれもラップ系ですか?


香音:はい、Shurkn Papさんのライブに行ってきました。ほかにも、好きなTeayoung Boyさんも出演していて、めちゃくちゃかっこよかったです! ちなみに、私は小学校からドラムを習ってるんですが、音楽を好きになったきっかけはロックでした。


■「何でもできる人になりたい」
ーーなるほど。ドラム動画も見てみたいですね。


香音:ドラムはいつかやりたいと思っています。


ーー音楽で言えば、ケイティ・ペリーやアヴリルラヴィーンも好きなんですよね。


香音:二人のファッションも好きで、洋服のテイストは彼女たちのような海外のアーティストさんから影響を受けることが多いです。UNIFが好きなのも、その影響かもしれません。最近は、KIRSHやBASIC COTTONなどの韓国ブランドや、Honey mi Honeyやone spo、Little Sunny Biteなどの日本ブランドも好きです。


ーーすごく“らしい”ブランドばかりですね。コスメは韓国コスメですか?


香音:はい! 先日もお母さんと韓国に行って、買い付けのような域でお買い物してきました。かわいいものがたくさんあるので、向こうの流行りはなんだろうってリサーチしてきました。『Popteen』に入ってから撮影でカラコンを付ける機会が多くなったので、メイクに合うカラコンも探してきました。


ーー全部、自身で用意するんですね。


香音:メイクさんがやってくださる時が多いんですけど、それに合わせるカラコンなどは自前です。セルフメイクのときもあるので、「こういうラインの引き方あるんだ」とか周りの子たちからも吸収しています。最近注目しているのは、カラーマスカラです。普段はナチュラルメイクや裸眼が多いので、そういうときに使うと、いつもと違う感じになって楽しいです。


ーー絶対かわいい! 香音さんはティーンのリアルなメイクやファッションにも精通してますし、以前には女優、歌手、バラエティなどにも出演し、幅広く活躍していますよね。


香音:もっと色んなことを追求していきたいなと思っています。お芝居もやりたいし、モデルも続けたいし、音楽もやりたいし……。何でもできる人になりたいです。やりたいことが多すぎるので、これだけって絞るのは私には無理かなって(笑)。


ーー多才さをひしひし感じます。では、最後に香音さんのチャンネルを見られる方に向けてメッセージをお願いします。


香音:これから新しく色んなことを発信していきたいと思ってます。まずは“香音”を伝えられるように、動画を観ていただく方々と目の前で会話をしているような感覚の動画にしたいです。私が発信していく動画は、私らしさというか、ホワホワ、ポヨポヨしているイメージ。「THE YouTuber」みたいなハキハキしている感じではなく、「香音のYouTube」という捉え方で見ていただけるものにしたいなと思います。ゆる~く見ていただければ嬉しいです。これからよろしくお願いします。(取材・文=高橋梓)