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下関大丸が18年ぶりに全館改装リニューアル、20年3月から大丸下関店に名称変更

2019年12月20日 14:42  Fashionsnap.com

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6階「カンモン ユー.ダブリュー.」イメージパース Image by: 大丸松坂百貨店
大丸松坂屋百貨店が、2020年3月に下関大丸を全館改装してリニューアルオープンする。これに先駆けて3月1日に名称を大丸下関店に変更。フロア構成の変更や新業態の出店などで地方郊外の百貨店の新たなモデルとして運営していく。
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 大丸松坂屋百貨店は今年5月、地方百貨店構造改革の一環として同社連結子会社の下関大丸社を消滅会社とする吸収合併を発表。吸収合併に伴い、下関大丸を直営化することで効率的な店舗運営を目指す。全館規模のリニューアルは、2002年秋以来18年ぶり。新たな大丸下関店のストアコンセプトは 「観光客・地元3世代が共に楽しめる、『美・食・遊』に満ちたお店」。 ミセスやアクティブなシニア層、ファミリー層といった幅広い年齢層のほか、地元住民と観光客の両方が楽しめる店舗に作り変えるという。
 フロア構成は、化粧品・服飾雑貨を扱う1階に服飾雑貨のセレクトショップ「ホワイトクローゼット(WHITE CLOSET)」とドラッグストア「アインズ&トルペ」を誘致し、2階 婦人服・紳士服フロアをファミリーファッションのフロアに変更するほか、3階の婦人服売り場は婦人服・紳士服・宝飾の複合フロアに刷新。4階 紳士服フロアには、大丸、東急ハンズ、地方自治体の3者が2020年春から共同運営する新業態「プラグスマーケット(Plugs Market)PRODUCED BY TOKYU HANDS(以下、プラグスマーケット)」をオープンする。プラグスマーケットは地方創生に取り組むコンセプトフロアで、2020年早春に近鉄百貨店草津店に初めて採用し、大丸下関店が2店舗目になる。リビング用品を扱っていた5階は、ワンフロア全体に「ニトリ」を展開。6階の子ども服・ミセス用品・催事フロアでは、観光客など広域からの来街者に向けてエリア特有の資源にフォーカスした自社編集売り場「カンモン ユー.ダブリュー.(KANMON U.W.)」のほか、地域貢献ホール(仮称)を新設し、引き続き子ども服やベビー服を扱う。7階 レストランフロアには、ヘルス&ビューティーの体験型サービスショップが4月にオープンする予定だ。
 なお下関大丸では、3月中旬まで改装前の売り納めセールを実施している。
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