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ジャニーズWEST 濵田崇裕の1日も早い回復を願ってーーファンやメンバー、先輩からも愛される人柄を考察

2019年12月20日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

ジャニーズWEST

 12月19日に、ジャニーズWESTの濵田崇裕が31歳の誕生日を迎えた。SNSを中心に誕生日を祝う声が飛び交い、Twitterでは「濵ちゃん」がトレンド入り。彼がいかに愛されているのかを改めて実感する1日となった。


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 濵田といえば、特番『SASUKE2019大晦日』(TBS系)への出演が決定していたが、11月20日セットの視察と体験をした際に左足首を骨折。2カ月の安静加療が必要だと診断され、現在療養中だ。「足以外は元気」というコメントに安心し、“今はゆっくり休んで”と回復を願っていたものの、やはり約1カ月もメディアでその姿を見られないとなると、寂しさは募るものだ。


 そんなファンの気持ちを察したかのように、12月14日放送のラジオ『bayじゃないか』(bayfm)では、中間淳太と小瀧望が登場し、濵田に電話をかける一コマがあった。「濵ちゃんは誕生日のときに(ラジオに)来れてないんでしょ?」(小瀧)、「僕も来れてなかったんですけど、僕のときに(藤井)流星と神ちゃん(神山智洋)が電話をくれたの。だから、電話しようよ。聞きたいでしょ。声も!」(中間)そんなやりとりを経て、呼び出し音がこだまする。「もしもーし」すぐに出る濵田。その落ち着いた声のトーンに、アポなしだということが伝わってくる。


 日頃、こんなふうにメンバーからの電話を取っているのだろう。いつもカメラの前では、みんなを喜ばせようと頑張る濵田だからこそ、素のテンションの声にときめいたファンも少なくないはずだ。「ラジオ録ってるんですよ」と告げると、「出た!」といつも通りな声のトーンに。そして「今、順調でね! このあともリハビリ。先生も“やっぱ若いから回復早いわ”って」と、気になる足の状況を教えてくれた。「若いし田舎者だからな、自然治癒力があるから」と中間のイジりにも「そうなんすよ(笑)」とテンポよく答え、「早く濵ちゃんの司会っぷり! やらんと!」という小瀧の振りにも、「そうね、名司会っぷりね!」と自画自賛してみせて笑いを誘う。


 また、ファンへのメッセージを促されると、「ファンのみなさま。本当にご心配とご迷惑をおかけしております。濵田崇裕です。本当にすごく元気なので、一刻も早い回復を待っていただけたらと思いますし、なによりも誕生日! 31歳は最高にいい年にしたいと思っております! アハハ」と真面目な性格もチラ見え。


 わずか2分ちょっとの通話時間だったが、その中で「うれしー! ありがとー!」「ホンマありがとね」「Oh、センキュー! せんきゅー!」と何度もバリエーションを変えて感謝の言葉を述べる濵田が印象的だった。


 濵田のこういうところが、ファンを、メンバーを、そしてジャニーズのメンバーを魅了してやまないのだろう。11月27日に放送された音楽番組『ベストアーティスト2019』(日本テレビ系)でも、嵐の櫻井翔が「濵田ー、見てるかー!」と声をかけ、松本潤らも「早く治せよー」と続けていたのも記憶に新しい。


 ケガにも負けず、ムチャ振りにも負けず、なで肩にも不慮の出来事にも負けない丈夫な心を持ち、欲はなく、決して怒らず、いつも笑っている……そういう人にワタシハナリタイ的なアイドルなのだ。濵田崇裕という人は。


 真面目でストイックな謙虚さを持ちながら、失敗をしても決して自尊心は失わない誇りを持つ。一方で、その強さを相手に押し付けたりはしない寛容さもある。そのバランスが安定して取れている人のことを、私たちは“いい人“と呼ぶのかもしれない。


 誰もが認める“いい人”が、報われる世の中であってほしい。そんな祈りが、濵田崇裕というアイドルを応援することには含まれるような気がする。温和に、軽やかに、私たちに笑顔を届けてくれる“いいアイドル”が1日も早く回復することを、そして2020年は、中間の言うように「濵田イヤー」となることを、心から願っている。(佐藤結衣)