「結婚=幸せ」と捉える人がいる一方、ずっと独身のままでも日々を謳歌している人もいる。ガールズちゃんねるに12月15日、「アラフォー独身も悪くないと思うこと」というトピックが立った。アラフォーで独身だというトピ主は「負け惜しみと言われようが」と前置きした上でメリットを綴っている。
「お金も時間も自由に使える。誰からも文句は言われない」
「一人が好きだからなぁ。身軽だし好きなことできていいね」
トピックには共感のコメントが多く寄せられ、中には「妥協して結婚して40歳で子供を産んだ今、結婚前の生活に戻りたくて仕方ないです」と独身生活を懐かしむ既婚者もいた。(文:石川祐介)
「恋愛も仕事も楽しんでいる独身アラフォーに憧れる」
「今の時代、自分で稼いで生活できるなら、下手に結婚しないほうがいいと思う」
「仕事も遊びも楽しんでる独身アラフォーは、見た目も綺麗にして身なりを気にしない既婚者より全然憧れる」
女性の社会進出が進み、経済的に自立できるようになったことで「幸せになりたければ、結婚すべき」という価値観が変化しているのだろう。いくつになっても恋愛や仕事を楽しむ女性をロールモデルと捉えている人も一定数いた。
また、「自分の肉親だけでも面倒なのに、義実家、義両親とかの付き合いは絶対に無理だわ。年末年始に好きな時に寝て好きな時に食べてごろごろできるのが幸せ」という声も。既婚の知人やSNSから聞こえてくる義両親に関するネガティブな話も結婚に対する意識を低下させている要因と言えそうだ。
アラフォーで独身謳歌は「経済的余裕」が条件?
中には「独身は自由だし楽だから、『独身最強じゃん』みたいな気持ちになる」とアラフォーになれば同級生達の結婚ラッシュが落ち着き、結婚に対する焦りも無くなるため独身を最も謳歌できる時期だと分析する人もいた。
「アラフィフ以降になると周りに孫が生まれて、いよいよ自分の人生も終盤に向かってる時期でもあるから、きっとまた打ちのめされるんだろうなと思う」
ただ、50歳前後になって「結婚しておけば良かった」と再び感じてしまうタイミングが訪れることも見据えていた。結婚しない選択をしたならば、心の準備は必要だろう。
このほか、正規雇用以外で働く人からは、将来を不安視する声も挙がった。
「バリバリ稼いでいるならいいけど、派遣とかアルバイトならヤバイよね。死ぬまでジリ貧で生きてて楽しい?私は34才フリーターだけどまじで楽しくないし死にたい」
正社員で給与も良いなら「独身でいいかも」と思えるが、そうではない場合は独身でいることに不安を抱える人もいる。結婚することも、独身でいることにもメリット、デメリットがある。他人の経験を参考にしつつも、それぞれの人生観に合った選択をすることが大切だろう。