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映画『グリーン・ライ~エコの嘘~』来年3月公開 商品ラベルの隠された実態を知るために世界一周

2019年12月18日 15:22  リアルサウンド

リアルサウンド

『グリーン・ライ~エコの嘘~』(c)e&a film

 ドキュメンタリー映画『グリーン・ライ~エコの嘘~』が、2020年3月28日より公開されることが決定した。


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 ヴェルナー・ブーテ監督最新作となる本作は、監督自身が専門家と2人で世界一周しながら“エコの嘘”の実態を調べていくドキュメンタリー。ブーテ監督は、グリーンウォッシングの専門家カトリン・ハートマンとスーパーを訪れ、カップスープ、ピザやドレッシングなど多くの既製品に「持続可能な」と表示のあるパーム油が使われていることを知る。「持続可能なパーム油なんてない」と主張するカトリンに驚き、実態が知りたくなった監督は、世界一周航空券を買い、ハートマンと一緒に旅に出る。


 2人がまず向かった、パーム油の生産量世界一のインドネシアでは、現地の活動家の案内で、数日前まで熱帯雨林だったがパーム油農園を拡大するため企業により不法に焼き尽くされた土地を訪れると、監督はその惨状を見て絶句する。どうすれば環境破壊をせずに済むのか。買わないことなのか、正しい消費の選択をすることなのか。2人はブラジル、ドイツ、米国を巡って、様々な業界の実態を調べていく。そして著名な学者ノーム・チョムスキーなどに解決方法を聞きに行く。


 あわせて公開された場面写真では、世界各国を回るブーテ監督とハートマンの姿が切り取られている。 (文=リアルサウンド編集部)