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笠井信輔アナへ悪性リンパ腫に「負けないで!」エール続々 異変感じた視聴者も

2019年12月18日 14:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

舞台挨拶の司会を務めた笠井信輔フリーアナウンサー(今年11月22日撮影)
今年9月末にフジテレビを退社してフリーに転身した笠井信輔アナウンサー(56)が17日、悪性リンパ腫に罹患していることがスポーツ紙などで報道された。これを受けて9月末まで笠井アナが20年間出演していた朝の情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』で、笠井アナと親交の深い小倉智昭が18日の番組内で約5分間にわたりコメントした。笠井アナは19日に同番組に生出演し、自ら報告するという。また笠井アナがツイッターにトレンド入りするなど反響を呼んでいる。

18日のフジテレビ系『とくダネ!』では、番組MCの小倉智昭が笠井信輔アナの病状を報告した。「驚かれた方も多いと思いますが…悪性リンパ腫ということでまもなく入院することになりました」と切り出した小倉。フジテレビ退社時に笠井アナが荷物を動かしたが、その際「腰も若干痛かったそうなんですね。仕事をしているうちに体重もちょっと減ってきて、なんなんだろうなと」と最初の違和感に触れた。そこで以前から心配していた前立腺肥大を調べていたところ「MRIで『腰に影があるのが心配だ』と言われて精密検査をしたら悪性リンパ腫であることが分かりました」と病名判明までの経緯を説明した。

小倉智昭は「笠井君から今日LINEが来まして。『改めて新聞で“悪性リンパ腫”という文字を見ると、自分はがんだと再確認して、これに立ち向かっていかなければいけないと思っています』」と笠井アナの心境も明かしたが、ちょうど白血病で闘病していた競泳の池江璃花子選手が退院したという報道もあり、同じ血液の病気ということもあって励まされているそうだ。笠井アナはこれから抗がん剤などの治療を4か月、自宅療養を2か月行う予定だという。

フリーになって仕事があるのかを心配していたという笠井アナだが、彼にフリー転身を勧め、事務所も同じ小倉は「クイズ番組、旅番組、講演などほぼ毎日仕事がある」「とにかく彼は仕事男」と仕事熱心でフリー転身後の仕事が順調だった様子を紹介し、「勉強家の彼がなんで悪性リンパ腫にかかってしまったのか、残念でならない」と自身の胸中も吐露した。 

笠井アナの病気報道に、ツイッターでも関東地方でトレンド入りするなど反響が大きく「応援してます! 早く元気な姿が見れますように!」「まずは療養に専念頂き、また復活頂きたいです」「無理せず、体の声を聞いて勝ってほしい。笑顔で復帰されるのを待ってます」「治療と療養に専念して下さい。負けないで!」といった多くのエールや、「先日寛解4年目迎えました!」「私の主人も悪性リンパ腫になったけど、今は寛解して仕事復帰できました!」「私の上司も昨年同じ病気で4か月入院してました。でも今では元気に嵐のライブに行ってます」と自身や身近な人が同じ病気だという体験談も見受けられる。

また12月7日放送のテレビ東京系『鉄道沿線ひたすら歩き旅6』に笠井アナが出演したが、ここで異変を感じた視聴者もいたようだ。「途中からバテっぷりが尋常ではなかった」「割と早い段階から息切れや一人ずっと後ろで歩いてたから、このとき疲れすぎじゃない?と思ってたけど今にしてみれば…」「歩き疲れて本当に具合悪そうだった」「一人だけすぐバテちゃってたの、病気の影響だったんだろうな」「1人だけものすごく遅れとっててずっと後ろを歩いていたけど、病気のこともあって体力なくなってたのかな…」「数日前に旅の番組に出ていた。相当体力がきつかったと思う」などのツイートが確認できる。

記者も笠井アナが司会を務めた映画の舞台挨拶を11月22日に取材した。映画好きの笠井アナらしいいつもの司会ぶりだったが、ただ登壇者全員にコメントをもらうところ、1人を残したまま次のコーナーに行こうとしてしまい、スタッフがすぐに気付いたため事なきを得たという珍しい場面があった。

19日放送の『とくダネ!』で、笠井アナ本人の口から何が語られるのか注目される。小倉智昭は「明日、彼は『本当に病人なの?』って感じで来ると思いますので、話を聞いていただきたいと思います」と視聴者に呼びかけた。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)