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トラウデン直美『しゃべくり007』の「弱者」発言に「浅はか過ぎる」の声

2019年12月18日 13:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

トラウデン直美『しゃべくり007』の楽屋前で(画像は『Naomi Trauden /トラウデン直美 2019年12月13日付Instagram「なんと!!!しゃべくり007に出演させていただいてます」』のスクリーンショット)
モデルのトラウデン直美が、12月16日放送の日本テレビ系トークバラエティ番組『しゃべくり007』に初登場した。彼女は11月10日にNHKが生放送した天皇・皇后両陛下のパレード『祝賀御列(おんれつ)の儀』特番にゲスト出演して話題になったことから、今回も「神がかったコメントで『一体何者だ?』と注目を集めた知性派モデル」と紹介された。メインMCの上田晋也(くりぃむしちゅー)は『祝賀御列の儀』特番をリアルタイムで見ており、「象徴天皇とは?」に関するコメントがすごかったという。

そこで番組企画による、トラウデン直美と『しゃべくり』レギュラー陣が“今年の重大ニュースを斬る”コメント対決を行った。

たとえば“ラグビーW杯2019で日本代表が史上初のベスト8”という話題で、福田充徳(チュートリアル)が「われわれ、にわかファンも含めて日本中がワンチームになった」と流行語大賞に目を向けたコメントをすれば、トラウデンも「すばらしい」と感心した。

ただ、彼女はその話題について「もちろん試合はすばらしかったが、それ以外にもカナダ代表が被災地にいって支援なさったり、ラグビーのノーサイドの精神が日本を世界とつないでいく、すごく素敵な大会だった」との趣旨をコメントして圧倒した。

そんななか“消費税が10%へ、一部商品が軽減税率の対象に”をテーマにした時のことだ。ネプチューンの原田泰造が笑いをとろうとして「店で食べる、持ち帰るといろいろあって複雑だといってるが、何年か後には皆『わかってます』となる」と心ここにあらずな感じでコメントすれば、堀内健も毒舌キャラの設定で「10%もいいけど、国がお金を集めるよりも配るとこでしょう! どこに配るかを発表してからの10%でしょう!」とまくしたてた。

するとトラウデンがそれを受けて「一応政府は10%に増やしてからの使い道はしっかり発表してるので、チェックして頂ければいいかと思うのですが…」と指摘したうえで、さらに店内飲食と持ち帰りなど10%と8%に税率が変わる点について「大企業にとってはやりやすくても、個人事業主の方とかはちょっと苦労するのではないか、弱者に対しての配慮がもうちょっと必要かなと思います」と持論を述べた。

番組はトラウデン直美のコメント力を『しゃべくり』レギュラー陣が思い知る形で終えたが、Twitter上では彼女の発言に違和感を覚えた視聴者による声が少なからず見受けられた。

「トラウデン直美、個人事業主を弱者呼びするのってどうなん…」、「『弱者』って言葉が引っかかってチャンネル替えたわ」、「考えが浅はか過ぎて苦笑いしか出ない。個人事業主を弱者と電波で表現するのは如何なものかと大学で教えて貰うべき」といったものだ。

ちなみに彼女は13歳でモデルデビューしているが、2018年4月に高校から慶応義塾大学法学部に進学したことを機に上京して本格的に芸能活動を始めたばかりである。

12月8日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』にゲストコメンテーターとして出演した時は、『祝賀御列の儀』特番でのコメントについて「前もって必死に調べて準備しました」と話しており、“若者の読解力低下”の話題では「大学の教授に『君たちの言語は崩壊している』と言われた」と明かすなど真面目な人柄がうかがわれる。まだ20歳なので、これからさらに研鑽を積んで名コメンテーターを目指してほしい。

画像は『Naomi Trauden /トラウデン直美 2019年12月13日付Instagram「なんと!!!しゃべくり007に出演させていただいてます」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)