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『いきなりマリッジ3』第5話ーー出会って10日目の新婚生活、新婦が涙の訴え&新郎は困惑

2019年12月18日 07:51  リアルサウンド

リアルサウンド

『いきなりマリッジ3』(c)AbemaTV

 初対面の男女が出会ったその日に婚姻届を書き、そのまま30日間の“新婚”生活を送る“新婚”観察リアリティーショー『いきなりマリッジ』待望の第3シーズン。その第5話が、12月14日よりAbemaビデオにて配信されている。


(参考:『いきなりマリッジ3』第4話ーー出会って7日目の新婚旅行で問題発生 新郎新婦それぞれが抱える不安とは?


 以下、今回の見どころをレポートする。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。


「私の話を最後まで聞いて欲しい」


 “新婚”生活10日目。新郎ジュンペイ(39歳)の前で涙を見せた新婦ヒナ(24歳)は、その理由を打ち明ける。


 台風19号が過ぎ去った翌日、友人宅から帰って来られなかったヒナが帰宅。しかし、戻ってきたヒナは不機嫌で、ジュンペイに素っ気ない態度をとる。「あれが素なのかな?」と困惑し、声をかけるのもためらってしまうジュンペイ。だが、彼は「実家に帰りたい」意思を早く伝えたいという思いから、なんとかコミュニケーションをとろうと奮起する。


 ジュンペイは、ヒナに『いきなりマリッジ』に応募した理由を聞いた。しかし、ヒナは理由を話していくうちに「(自分に)いいところがない」など、ネガティブなコメントを積み重ねて行くようになる。そして突然、ジュンペイの前で涙を見せた。


 「なんで泣いてるの?」と尋ねても、何も答えないヒナ。戸惑うジュンペイだったが、「じゃあ、話変えるね」「俺に直してほしいとこ、ある?」と冷静に対応する。そして、「ヒナの話を最後まで聞いて欲しい」という訴えを聞いたジュンペイは「直すようにするね」「教えてくれてありがとう」と優しく返した。ヒナもまた、そんなジュンペイの言葉に小さくうなづいた。


 インタビューでジュンペイは、「ヒナは(ただ)聞いてほしいだけだった」と、これまでの自分の言動を振り返る。10日間過ごしてきた中で、感じてきた壁の原因は、自分だったのかもしれないと反省した。


 一方、ヒナは「(新婚生活の日数が経つにつれて)考え過ぎちゃうから、余計気持ちがわかんなくなる」「そんなんで一緒にいるのも相手に申し訳ない」といまの素直な思いを吐露。ヒナは自分のことを考えてくれるジュンペイを思いやりつつも、その複雑な心境から涙を流したようだ。


 その夜、鍋を囲んだ二人。ジュンペイの『いきなりマリッジ』に応募した理由をきっかけに、恋愛観や結婚観、自分たちの過去について語り合う二人は、穏やかな様子だった。ジュンペイがヒナの涙の理由について尋ねると、ヒナは申し訳なさを感じていたことを伝える。「言いたいことが言えない自分に腹が立ってた」と続けた。ジュンペイは「心配は迷惑じゃないからね」と優しく声をかける。ヒナの顔には、笑顔が戻っていた。


 インタビューで、ヒナは相手と真剣に向き合えたことにホッとした様子で、「すっきりしました」と明るい表情を浮かべる。ジュンペイは、先生のように指摘しそうになるのをぐっと堪えたと本音をこぼしながらも、お互いの胸の内をさらけ合ったことで、最後はヒナの顔に自然と笑みが戻っていたことに安心しているようだった。


 “新婚”生活11日目。内装の仕事のため、新宿から静岡に向かうジュンペイ。専業主婦志望のヒナは、部屋の隅々を掃除していた。ふと、テレビ台に置かれた婚姻届を見つけると、ヒナは「重い気がする、まだ」と苦笑い。そのまま、婚姻届に記載する「一緒に住む家の住所」の欄に視線を落としたヒナ。スタッフが「家とかどこに住むとか考えたことある?」と問うと、彼女は「静岡がいいな」と答えた。静岡はジュンペイの実家があるところだ。ジュンペイが望む「実家で一緒に暮らす」発想はないだろうが、ヒナの「静岡がいいな」という発言は、二人の今後を左右する重要な台詞になるのではないだろうか。


 「婚姻届書くのはまだ早いって、どのタイミングで書きたい?」と聞かれたヒナは、「この人だったら何でも言えるって思ったときに、書ける、絶対」と笑っていた。


 “新婚”生活12日目、夜に帰宅したジュンペイ。前日に婚姻届をテレビ台の上からこっそり移動していたヒナは、いたずらっ子のようにジュンペイを誘導する。ジュンペイの反応は、拍子抜けするほど軽かった。だが、「驚いてよー」と拗ねるヒナと「もう一回反応しようか?」とおどけるジュンペイは楽しそうだ。車を取りに行ったジュンペイを待つヒナは、「楽しい」と頬を緩めていた。


 10日目の不穏な空気がなかったかのように、二人の仲は良好だ。ジュンペイが「ヒナのすっぴんはクオリティが高い」と褒めると、ヒナは照れ隠しからか「アゲてくんな」と悪態をついた。車内では、終始和やかなムードで会話が弾む二人。お台場に着くと、海を眺めながら、ジュンペイはヒナを優しく包み込む。その背中とヒナの明るい笑顔が印象的だった。


 お互いの気持ちを正直に打ち明ける機会に恵まれた第5話。不穏な空気が漂う瞬間もあったが、最終的には二人とも幸せそうな雰囲気を纏っていた。しかし、ゲストの小林よしひさが「もう一山ありそう」と指摘していた通り、このまま穏やかにゴールインとはならなそうな予感がする。ヒナが“新婚”旅行先で呟いていたように、その一波乱によって二人の仲が深まればいいのだが。


(片山香帆)